トリップアドバイザーは7月26日、旅行者の口コミ評価をもとにしたトラベラーズチョイスアワード「トリップアドバイザーの口コミで選ぶ 世界の人気テーマパーク2018」を発表した。日本のランキングでは、お馴染みのテーマパークが順当にランクインする中、和歌山県と京都府のふたつのテーマパークが初登場するなど、興味深いランキング結果となった。
同ランキングは2017年1~12月の1年間にトリップアド バイザー上のテーマパーク施設に投稿された世界中の旅行者の口コミ評価(5段階)の平均・投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計したもの。今回で5回目の発表となる。
日本のテーマパークで今年1位に選ばれたのは、前回に続き2連覇となる「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」だった。2位には前回からひとつ順位を上げた「東京ディズニーシー」、3位には今年35周年を迎えた「東京ディズニーランド」がランクインした。
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は日本1位に選ばれただけでなく、世界で25位、そしてアジアでも3位にランクインした。「日本、海外問わずいろいろなキャラクターの世界観があって面白かった」「リニューアルして、初めて行きました。 ハリーポッターが映画の世界観を忠実に再現していて、とても感動しました」など、人気のハリーポッターエリアを絶賛する声が目立った。
また、「東京ディズニーシー」「東京ディズニーランド」も、アジアのテーマパークランキングにてそれぞれ4位、5位にランクインしている。このふたつのテーマパークに対する口コミの中には、「旦那も私も年齢を忘れてはしゃげる唯一の場所です。」「子供の頃から遊びに行って、今では大人になっても楽しい場所」など、歴史を感じさせるものもチラホラ。変わらぬ人気ぶりがうかがえた。
上位3位までの顔ぶれが前回と変わらぬ中、4位には初登場の「アドベンチャーワールド」がランクインした。和歌山県白浜町に位置する「アドベンチャーワールド」は、ジャイアントパンダが見られる施設としても知られているが、観覧車やジェットコースター、ゴーカートなど、大人から子どもまで楽しめるアミューズメントエリアも人気であり、アジアのテーマパークでも8位に選ばれいる。
9位には、こちらも初登場の「天橋立ビューランド」がランクインした。「天橋立ビューランド」は、日本三景のひとつ「天橋立」を一望できる遊園地であり、「あまりに美しく、自分でも呆れるくらいに写真を撮りまくってしまいました」という口コミも見られた。
世界1位に選ばれたのは、フロリダ州のユニバーサル・オーランド・リゾート内にある「アイランズ・オブ・アドベンチャー」だった。「素晴らしい! 特に思春期前後の子供達にとっては夢のような環境では。できたばかりのキングコングのアトラクションは誰しもトライするべき、ハリーポッターとハルクもおすすめします。一日じゃ回り切れないほどの充実ぶりです」など、絶賛の声が相次いだ。
日本のテーマパークも4つランクインしたアジアでは、シンガポールの「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」が1位に選ばれた。「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」は、日本のUSJに続くアジア第2のユニバーサル・スタジオ・テーマパークとして、2010年に開園した。一般からは、「想像の域をはるかに超えるような体験。広大で多種多様のアトラクションは期待以上でした。パークは異なるテーマを冠した数種のエリアから構成され、誰でも楽しむことができます。平日に訪れたため、週末程混雑してなかったのも良かったです。必ず再訪したいです」といった口コミが見られた。