愛知県、名古屋市、JR東海は25日、愛知県に観光客を誘致する大規模観光キャンペーン「愛知デスティネーションキャンペーン」(愛知DC)の開催を記念し、名古屋城を中心に活躍する「名古屋おもてなし武将隊」を描いたラッピング車両を運行すると発表した。

  • 「名古屋おもてなし武将隊」ラッピング車両イメージ(画像はすべてJR東海提供)

「愛知デスティネーションキャンペーン」は今年10~12月に開催され、ラッピング車両も愛知DC期間中の運行を予定している。車両は中央本線で運行しているJR東海の313系8000番台(3両編成)を使用し、愛知県と名古屋市の協力の下、人気の「名古屋おもてなし武将隊」から織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の「三英傑」を各車両にデザインする。

あわせて愛知DCのロゴマークや、「名古屋城本丸御殿」「豊川稲荷」「犬山城」「リニア・鉄道館」「愛岐トンネル群」「あいち航空ミュージアム」「トヨタ産業技術記念館」「常滑 巨大招き猫」など愛知県内の有名観光地も車体にデザイン。キャンペーンを広くPRする。

  • 車体側面に「名古屋おもてなし武将隊」の三英傑や愛知県内の有名観光地などがデザインされる

このラッピング車両を使用し、愛知DC開催を記念した観光列車を運行する予定で、車内での「おもてなし」も準備しているという。おもに愛知県内のJR線内を運行するほか、愛知環状鉄道線にも乗り入れる予定。観光列車を運転しない日は中央本線の定期列車にも使用される。ラッピング車両を使用する観光列車の運行区間・時刻など詳細は8月下旬に別途発表される。