JR北海道は25日、富良野線で沿線の魅力を楽しむための「音声ガイド」GPSアプリを8月1日から導入すると発表した。同社はすでに6月から、「音声ガイド」GPSアプリを花咲線(根室本線釧路~根室間)に導入している。

  • 富良野線で運行される臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ」

富良野線の音声ガイドは、スマートフォンやタブレットで無料アプリ「SkyDesk Media Trek」(富士ゼロックス提供、AppStoreもしくはGoogle Playからダウンロード可能)をダウンロードし、アプリを立ち上げることで、実施区間にさしかかった際、GPSで位置を認識し、見どころの概要や列車の利用案内を4カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)で自動的に案内する。

下り列車(旭川駅から富良野方面)の実施区間は、旭川駅付近(富良野線の紹介)、西聖和~千代ヶ岡間(車窓・旭岳)、北美瑛~美瑛間(美瑛町の紹介)、美瑛~美馬牛間(車窓・メルヘンの丘)、美馬牛~上富良野間(上富良野町の紹介)、上富良野~西中駅間(中富良野町の紹介)、ラベンダー畑駅付近(車窓・北星山)、鹿討~学田間(富良野市の紹介)。

上り列車(富良野駅から旭川方面)の実施区間は、富良野駅付近(富良野線の紹介)、学田~鹿討間(中富良野町の紹介)、ラベンダー畑駅付近(車窓・北星山)、西中~上富良野間(上富良野町の紹介)、美馬牛~美瑛間(車窓・メルヘンの丘と美瑛町の紹介)、美瑛~北美瑛間(列車利用案内)、北美瑛~千代ヶ岡間(車窓・旭岳)、緑ヶ丘~神楽岡間(旭川市の紹介)とされている。

  • ガイドで案内するスポットの例。写真左から「メルヘンの丘」「中富良野町営ラベンダー園」(写真提供 : JR北海道)

音声ガイド内容の例として、「富良野線は、旭川から富良野を結ぶ路線です。これから向かう美瑛町では、畑と緑が織りなす美しい丘の風景を、その先の上富良野町では、雄大な十勝岳連峰の山々やどこまでも続く田園風景を、更にその先の中富良野町から富良野市では、大地を染めるラベンダーや季節を彩る花畑など、北海道ならではの絶景を車窓から楽しめます。目的地までの時間、魅力いっぱいの富良野線をどうぞお楽しみください」といった案内が行われる。