KDDIとSupershipは7月25日、スタジアム観戦VRプラットフォーム「XRstadium」(エックスアールスタジアム)の提供を開始した。第一弾のコンテンツとして、2018年7月27日以降に実施される日本プロ野球パシフィック・リーグの試合を30試合以上「パーソル パ・リーグTV VR」(パシフィックリーグマーケティング提供)として配信する。
XRstadiumでは、スタジアムで観戦するスポーツや音楽の体験を、VRを用いて自宅などのスタジアム外で楽しめる。VR空間の観戦用に複数のカメラを設置しており、テレビ中継では見られない複数アングルの映像を自由に切り替え可能だ。
同じ試合を観戦しているユーザー同士でコミュニケーションできるよう、アバター機能とテキストチャット機能も用意。VRでXRstadiumを観戦すると、遠く離れたところにいる家族や友人のアバターが隣に表示され、コミュニケーションが行える。
アプリのダウンロードは無料だが、コンテンツごとに視聴料金がかかる。パーソル パ・リーグTV VRでは、各試合を500円で販売する。サービス開始を記念し、7月27日、28日、29日の試合は実質1円で提供する。
2018年7月25日の時点で、XRstadiumの対応デバイスは、Oculus Go/Gear VR (Galaxy S9/S9+、Galaxy Note8、Galaxy S8/S8+、Galaxy S7/S7 edge)/VRゴーグル (Android 5.0 Lollipop以降)。このほか、Mirage Solo/Daydream View (Galaxy S8/S8+、Galaxy Note8、ZenFone AR、Axon 7、Moto Z/Z2)にも順次対応していく。
パーソル パ・リーグTV VRは、店舗の常設型VRコンテンツ視聴体験サービス「VR THEATER」にも配信を予定。ユーザーは、複合カフェ「快活CLUB」の全356店舗にて、「『VR THEATER』見放題プラン」(月額税込900円)を契約すると、パーソル パ・リーグTV VRを楽しめる。