夏休みや年末年始などのまとまった休みだけでなく、週末などに家族や友人とレジャーに出かける人は多いでしょう。そんなときに万が一のことが起こったら……、と考えたことはありませんか。
事件、事故、自然災害など、いつ、どこで、どんなトラブルに遭うかわからない今日この頃。日帰りのちょっとしたレジャーでも、簡単に備えをしておけたら安心だと思いませんか。そんなときに便利なのが、ネットなどを利用して1日単位で加入できるレジャー保険です。
レジャー保険は、どんなときに補償してくれる?
「レジャー保険」とは、その名の通りレジャーに出かけた際の不慮の事故やアクシデント、思わぬ出費に備えるための保険。かつては、国内旅行、ゴルフ、スキーなどレジャーの種類ごとに様々な商品がありましたが、最近ではレジャー保険として幅広くカバーするものが多いようです。
商品によって詳細は異なりますが、多くの商品に共通する代表的な補償には下記のものあります。
●死亡保障……不慮の事故によるケガで、事故発生の日からその日を含めて180日以内に死亡した
●後遺障害補償……不慮の事故によるケガで、事故発生の日からその日を含めて180日以内に後遺障害が生じた
●入院や手術に対する補償……不慮の事故によるケガで入院したり、治療のために所定の手術を行ったりした
●携行品損害に対する補償……携行品が壊れてしまった、盗難に遭った
●捜索・救援に対する補償……遭難などにより捜索や救援活動を行った
●賠償責任に対する補償……レジャー中にうっかり他人にケガをさせたり、他人や店のものを壊したりした
日帰りでも加入できるレジャー保険とは?
これまでのレジャー保険は代理店経由で申し込むものが多く、天候を見て決めることが多い日帰りレジャーでは利用しにくい面がありました。また期間も「1年間」などが多く、たまにしか出かけない人は加入しようという気持ちにならなかったでしょう。それが、最近ではネット経由で手続きをするため出発直前でも加入することができ、保険料も日帰りや1泊2日なら300円程度という手軽な商品が増えています。
スマホやPCなどから、1日単位でも加入できる主なレジャー保険をまとめたのが下表。レジャーの種類や補償金額、加入人数などによって保険料は異なりますが、1日300円前後の商品が多くとっても手軽です。ハイキングやキャンプといった海・山・川へ出かけるレジャーなど、トラブルの可能性がやや高めの場合はお守りとして加入しておくと安心といえそうです。
加入するときのポイントは?
手軽に加入できるだけに、支払い方法はクレジットカードまたは携帯電話(商品によって対応しているキャリアは様々)の利用料を通じて、という商品がほとんど。現金で保険料が支払えるのは、三井住友海上火災の「1DAYレジャー保険」にセブンイレブンの店頭端末から加入する場合のみです。利用を考えているなら、時間があるときに手続きがしやすい商品をチェックしておいた方がよさそう。
また多くの商品はレジャー全般を補償しますが、レジャーの内容を限定している商品もあります。例えば、ゴルフ向けならゴルフ用品の保険やホールインワンなどの費用の保険金、スキーやスノボ向けなら骨折時一時保険金が付いているなど、レジャーの内容に応じた補償が付いていますからイザというとき役立つことも。
保険料だけでなく、これらの条件も勘案して選ぶのが上手な利用方法といえそうです。