女優のかたせ梨乃が、26日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』(毎週木曜21:00~)の第2話(15分拡大)に老舗ベッドメーカーの女社長役で出演する。
同ドラマは04年に刊行され、ベストセラーになった真山仁氏の同名小説が原作。綾野剛演じる主人公の外資ファンド代表・鷲津政彦が、"ハゲタカ"と激しいバッシングを受けながら、不良債権を抱えた銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛け、鮮やかに勝利していく姿を描く。
第2話では、日本有数の寝具メーカーに関する買収劇が描かれ、かたせは寝具メーカー「太陽ベッド」の2代目女社長・中森瑞恵を演じる。
鷲津は、大手都市銀行から太陽ベッドの債権、約300億円分を40億円で譲り受け、経営者一族の浪費と乱脈経営で債務が膨れ上がっていた太陽ベッドに対し、経営陣の撤退と民事再生法適用の申請を迫る。しかし、会社を私物化して浪費を繰り返し、"社長"という座に固執するプライドの高い瑞恵は、鷲津の要求に耳を貸そうともしない。
しかし、「金と腐った企業の匂いは逃さない」が信条の鷲津は、中森一族と太陽ベッドの実態を徹底的に探りあげ、経営陣にプレッシャーをかけていく。
かたせは、今回の役柄について、「言動や振る舞いも強気で屈することのない女性。簡単には終わらない人生を歩んでいく人だと思います」と感想。「瑞恵のような悪い女性は、自分の中に少しでも迷いがあると演じられません」とし、「常に自分の考え・行動を正当化して生きてきた、という女性像を作って臨みました」と語る。
また、綾野とは「この作品で初めてお目にかかった」とのことで、「ナイーブでジェントルマン。演じることだけでなく、現場の空気を鋭い視線でつかみとっていらっしゃる方でした。一緒の場面にいるといろいろなアイデアが湧いてきて、それを綾野さんに受け止めていただき、本当に楽しかったです!」と振り返っていた。