暑い日が続きますが、体調など崩されていませんでしょうか。エアコンなどを上手に使って無理なく過ごしましょう。

さて、こんなに暑いのにもう年末の話かと驚かれるかも知れませんが、2018年も残り半年を切りました。今年こそお金を貯めようと思って志高く、目標貯蓄額も高く設定された方も多かったのではないかと思います。その目標には届きそうですか?

年末は何かとお金が出ていく時期でもありますので、今からさらに15万円を貯めて、目標達成 & 年末の出費に備えてみてはいかがでしょうか。

  • 2018年も残り半分! 年末までにあと15万円貯める方法

月会費、年会費がかかっているものを見直す

7月から11月の5カ月で15万円を貯めるには、3万円の貯蓄が必要です。3万円を捻出するのはそう簡単なことではありません。大きく削れるところは削っていきましょう。

ジムや習い事など月会費を払っているものが本当に必要かどうかを考えて、最近あまり通えていないと思ったら、早めに解約手続をします。その代わり、ヨガやストレッチなどのDVDを利用して自宅で頑張るのもいいでしょう。クレジットカードも年会費がかかっていてかつ、元が取れていないものは解約しましょう。

例えば、年会費2,000円のクレジットカードで、ポイント還元率が2%だった場合、

2,000円÷2%(0.02)=100,000円

つまり10万円の利用で年会費がペイできるということです。そこまで利用できていないのであれば、解約を検討しても良いでしょう。

また、ポイント還元率が高くても、ポイントの有効期限が短い、ポイントの交換に手間がかかり、なかなかそのメリットが受けられていないのであれば、解約を検討しましょう。

外食費や嗜好品を減らす

自炊に比べて外食は割高になりがちです。できるだけ自炊に切り替えて、昼はお弁当を持参すると良いでしょう。もちろん、ペットボトルやコーヒーを買わずに水筒を持参したり、1パック20円程度のドリップパックを携帯したりして飲料代を抑えましょう。

どうしても外せない飲み会は参加してもいいですが、そうでないなら断る勇気を持ちましょう。断ったら、行ったつもりで3,000円を貯金するといったルールを決めてもいいですね。

そして、お菓子やジュース、お酒、タバコといった嗜好品類もできるだけ減らしましょう。特にお得用袋やケース買いに注意が必要です。なぜなら量を多く買えばその分単価は抑えられますが、好きなものは飲み過ぎ、食べ過ぎの原因にもなり、結果的には出費と体脂肪が増え、場合によってはダイエットやサプリにお金をかけてしまう悪循環が生まれてしまうからです。

ダブルでお金をムダにしないためにも、おやつを買わないダイエットに挑戦して、おやつ代を買ったつもり貯金にして、スリムになったご褒美にファッションアイテムを買うという目標もよさそうですね。

タバコはこの10月から値上げされますので、値上げの前に買いだめではなく禁煙をするのも一案です。また、1日の喫煙本数や喫煙年数など一定の条件に該当した場合、健康保険を使った禁煙治療ができますので、近くの禁煙外来を調べてみてはいかがでしょうか。

また、禁煙アプリもありますので、自分に合ったアプリを利用してお金をかけずに禁煙にチャレンジしてもいいですね。

美容・衣類は限定に注意!

夏が終わると、クリスマスに向けて限定アイテムの情報が徐々に出始める頃です。数量限定、クリスマス限定など魅力的な言葉が並ぶかも知れませんが、予約をする前に本当に必要かどうかをよく考えましょう。所有しているアイテムなどをチェックしてみると良いでしょう。

また、衝動買いはもちろんのこと、もともと買う予定ではなかったものをネットショッピングで購入する際も注意しましょう。カートに取りあえず入れて、決済前に×をクリックして画面を閉じて考える時間を作るように、単なる数字だけで決済するのではなく、目の前に購入金額を現金で並べて、これだけのお金がこれから出ていくことを可視化してみると思いとどまることも。

そして、美容費や衣類は優先順位をよく考えて出費をしましょう。美容費はネイルやマツエクといった場合によってはなくても良いものは当分お休みするかセルフネイルや初回体験半額などを活用して安く済ますようにしましょう。

通信費

格安スマホや格安SIMといった通信料を安くするサービスも登場しています。こうした格安スマホに乗り換えたり、不要な回線を解約したりすると、月々の支払いが、大手キャリアの利用時と比べて5,000円程度抑えられる可能性があります。

ただし、格安スマホは店舗や設備を持たないことなどで割安になっているので、本体が壊れた場合はメーカー対応になり、代替機はありません。また、店舗型の相談窓口自体はほとんどなく、電話やWeb、チャットでの対応となるので、ある程度自分で解決する力も必要となります。

他にも、プランやオプションの見直しで月の支払いが減ることもありますので、これを機に見直してみてはいかがでしょうか。毎月支払うものだからこそ、お得なプランや格安SIM、格安スマホに変えることで、その後も継続して安くなり、場合によっては違約金を払ってもお得になることがあります。

定期購入費

健康食品やサプリメント、日用品、基礎化粧品類など毎月買うことで安くなるものも、商品が使いきれずにたまっているものや、よくよく考えるとなくてもよいものであれば、休止もしくは解約をしましょう。毎月数千円でも、年間で考えればまとまった金額になるはずです。

解約手続は、ネットでできる場合もあれば、オペレーターのみというところもあり、解約も日によっては、次回配送分が解約できない場合もあるので、早めに手続をしましょう。

毎月何気なく支払っているお金を見直す、使い過ぎていると思われる出費を意識的に抑えるといった行動を起こして、その分を払ったつもりとしてしっかりと貯めることで、年末には15万円以上の貯蓄も可能です。

丸山晴美(まるやま はるみ)

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外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している