JR九州は24日、「JRKYUSHU SWEET TRAIN『或る列車』」の2018年10~12月の運行コースと運転日について発表した。引き続き大分駅から日田駅まで久大本線を往復する「大分コース」での運行となる。
「或る列車」とは、1906(明治39)年に九州鉄道が米国のブリル社に豪華客車を発注したものの、九州鉄道の国有化により活躍する機会のなかった「九州鉄道ブリル客車」の通称。世界的な鉄道模型の神様といわれた故・原信太郎氏が、当時の日本で最も豪華な設備を備えながら“幻”の豪華客車となっていた同列車の模型を作成した。
この模型をもとに、水戸岡鋭治氏がデザイン・設計を手がけた列車が「JRKYUSHU SWEET TRAIN『或る列車』」となる。クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に次ぐラグジュアリーな空間でスイーツのコースを楽しめる、至福のD&S列車として運行されている。
2018年10~12月は、月・金・土・日曜日の48日間で96本を運行(11月4日は運休)。運行時刻は午前便が大分駅9時46分発・日田駅12時7分着、午後便が日田駅14時48分発・大分駅17時12分着となる。JR九州企画・実施分と、おもな旅行会社による企画・実施分が設定され、JR九州企画・実施分は7月30日11時発売、旅行代金は大人1人2万5,000~3万7,000円となる。