東京都交通局は24日、東京2020オリンピックマスコット「ミライトワ」、東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」をデザインした都営大江戸線のメディアライナー(広告貸切電車)とラッピングバスをお披露目した。
今回登場する電車・バスは、ともに東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた気運醸成を図ることを目的に運行されることになった。
都営大江戸線のメディアライナーは12-600形1編成を使用し、車内広告をすべて「ミライトワ」「ソメイティ」などによるデザインで掲出している。7月24日朝から営業運転に入り、都庁前駅での列車折返し時間を利用して報道関係者らに車内が公開された。都営大江戸線のメディアライナーは8月27日まで運行予定となっている。
東京2020マスコットデザインでラッピングした都営バスは7月24日から2台が運行開始。都庁第一本庁舎の正面玄関で出発式が行われ、車体に「ミライトワ」「ソメイティ」をデザインしたラッピングバスがお披露目された。
出発式に出席した東京都知事の小池百合子氏は、「オリンピック開催のちょうど2年前にあたる今日、名前が決まったばかりの『ミライトワ』『ソメイティ』をあしらったラッピングバスが2台走ります。これから順次増やし、気運をますます高めていきたい」と挨拶。2008年北京大会、2012年ロンドン大会に出場した元競泳選手の伊藤華英さんも挨拶し、「このバスを見て、皆さんもオリンピックが近づいたと実感すると思いますし、アスリートも緊張感を持てるのではないか。アスリートたちは見えない会場をイメージし、そこで活躍する自分の姿を思い描きながら日々練習しています。このバスがイメージの一助となることは間違いないと思います」と話した。
ラッピングバスは7月24日から運行開始する2台も含め、8月末までに計18台(営業所・支所に各1台)運行される予定。運行期間は「東京2020大会終了時まで」とされている。