川崎重工はこのほど、アニメーション映画『未来のミライ』に登場する鉄道車両のデザイン協力を行ったと発表した。

  • 生き物をモチーフに取り入れたデザインの「黒い新幹線」

同作品は映画監督の細田守氏による5作目の長編アニメーション映画5作目。甘えん坊の4歳の男の子「くんちゃん」と、未来からやってきた彼の妹「ミライちゃん」の不思議な出会いを通じて「家族の愛」を描いた。

川崎重工の発表によれば、細田監督が細部にこだわり、映画に登場する鉄道車両のデザインも実車と同じデザイナーに描いてもらいたいとの思いから、各種鉄道車両を設計・製造する同社に依頼があり、実現したという。

  • 劇中の「未来の東京駅」の構内を演出する「未来の新幹線」

  • 「未来の新幹線」

細田監督の「黒い新幹線」というコンセプトをもとに、川崎重工の車両カンパニーが提案した、生き物をモチーフに取り入れたデザインが採用された。さらに、未来をイメージし、かっこよさやスピード感を表現した「未来の新幹線」も、劇中の「未来の東京駅」の構内を演出している。