ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc1 Produced by TBSの公開ゲネプロが22日にIHIステージアラウンド東京で行われ、橋本さとし、濱田めぐみ、西岡徳馬が登場し、取材に応じた。

  • 左から西岡徳馬、橋本さとし、濱田めぐみ

    左から西岡徳馬、橋本さとし、濱田めぐみ

同作は2006年に劇団☆新感線と宮藤官九郎が初めてタッグを組んでシェイクスピア作品のアレンジに挑んだ作品。舞台を2206年の廃退した近未来と、空前のバンドブームに沸いた1980年代の日本を二重の構造に置き換え、ロックバンドが劇中で生演奏する。2017年3月30日に豊洲にオープンしたIHIステージアラウンド東京で、disc1は橋本&濵田、disc2は尾上&大原、disc3は浦井&長澤のペアが、原典ではマクベス夫妻に当たるランダムスター夫妻を演じる。

主演の橋本は「早くお客様の前で演じたい」と気合十分。「劇場も普段のお芝居よりも随分前から入って、独特の、アジアで一つしかない劇場が、ようやく染み込んできたかな」と振り返る。21年振りの新感線出演に、「稽古がすごく楽しくて、ホームに帰ってきた、自分が自分でいられる場所と再確認しました。できればずっと稽古をしていたい」と言いつつ、「矛盾してますよね。早くやりたいけどまだ稽古してたいみたいな」と苦笑。「とにかく本番では爆発させたい」と意気込んだ。

初の新感線舞台出演となった濱田は「全てがびっくりでした。新感線の新幹線にのってるみたい」と笑顔に。「乗り遅れないように、とにかく出発しろ、もうその後考えろという感じで、必死について行きました」と稽古を振り返った。

2回目の新感線出演となる西岡は「『メタルマクベス』の初演を観て、それで『新感線に出てみたいな』と思って、言ったんですよ。そしたら(前回は)すぐ出してくれて、すごい幸せでした」と語る。「初演を観てみたら、すごい面白かったのね。だからそれに負けないでやろうと」と心境を明かした。

今回、胸元の大きく開いた衣装で登場した橋本に、レポーターも赤面。橋本は「お色気で売っていこうかなって。『もっと開けてください、もっと開けてください』と言った」と自ら指示したという。さらにその場で胸元を広げると、「あっ」とうっかり乳首が見えてしまう一幕も。「1番、見えるか見えないかで、ギリを狙ってます。ポロリあるかもしれない」とアピールした。濱田も大胆に胸元が開いた衣装だが、橋本は「目のやり場に困るのは僕ですよ。何回か一緒にやらせてもらってるけど、『めぐちゃん、意外と……』みたいなね」と驚いた様子だった。

橋本は「よく見ていただければポロリがあるかもしれないので」と期待を持たせつつ、運動量の多い作品で汗だくになっているという。「3列目くらいまでのお客さんは気をつけて下さい。僕のしぶきが飛ぶと思います」と注意喚起を促した。