西武鉄道はこのほど、オムロン ソーシアルソリューションズが開発を進める「ホーム隙間転落検知システム」の曲線ホームにおける実証実験を開始した。

  • 「ホーム隙間転落検知システム」実証実験イメージ

「ホーム隙間転落検知システム」は、ホーム下に設置した2台のセンサーから水平にレーザーを照射し、転落した人を検知するシステム。鉄道業界では初めての導入例となる。

今回の実験では、新宿線新井薬師前駅1番線ホームの本川越方2両分を使用し、ホーム下の高さ25cm付近と高さ70cm付近に取り付けたセンサーで転落を検知する。おもに、気象条件などさまざまな条件下での影響について検証する予定となっている。

万が一、転落した人を検知した場合は、ホーム上にある警報器の赤色灯が点滅するとともにブザーが鳴動し、運転士に危険を通知する。