JR貨物はこのほど、昨年4月に会社発足30周年の節目を迎えたことを機に、同社のイメージアップならびに社員のモチベーションアップを目的として制服をリニューアルすると発表した。リニューアルした制服の着用開始時期は2019年4月1日を予定している。

  • リニューアルした制服。写真左から一般服(男性用)、一般服(女性用)、運転士服、検修服、盛夏衣

現在の制服は2007年度に制定され、12年間使用してきた。来年度からは新しい制服とともに、今後も安全を最優先に、日本の経済を支える重要な産業関連物資や、生活関連物資を確実に輸送する役割を果たしていくとしている。

新しい制服は、デザイン・色調・素材を含め、新しい価値を生み出す物流、次代をひらく新しい仕事への挑戦、人間味あふれる企業にふさわしいイメージとした。安全性と動きやすさに優れる機能性も考慮されている。現行では、一般社員用・助役用・現場長用の制服を設けているのは一般服(駅・保全ほか)のみだったが、リニューアル後は一般服の他に運転士服・研修服にも一般社員用・助役用・現場長用の制服を設ける。

それぞれの特徴は、一般服が生地を現在の無地単色から2色に変更、運転士服が帽子を現在のキャップ型からドゴール帽に変更、検修服が生地を現在の無地単色から3色に変更など。盛夏衣では、生地を現在の無地単色からストライプに変更して消臭加工を追加し、共通した変更として、肩章はマジックテープ方式の採用によりコストの削減を図った。