ポケモンGOの「アカウントメンテナンスとガイドライン」に、チート行為に対する「Three-Strike Disciplineポリシー」が追加された (7月19日時点で英語版のみ)。チート行為が確認された場合、2度目までは回復のチャンスを与えるが、3度目は無期限のアカウント停止にする。
「Three-strike」は、野球の三振を意味する。米国で1994年に制定された「Three-strikes law (三振法)」から罰則などによく用いられるようになった。三振法は重罪の前科が2つある人が、3度目の有罪ではどのような罪であれ終身刑になる。野球でストライク3つでアウトになることから、三振法という名称になった。
三振法に対しては賛否両論あるが、ポケモンGOは"Discipline"ポリシーとしているように、違反者が過ちから学び、改めるチャンスを与えるためのThree-Strikeである。
GPSロケーションのスプーフィング、改造・非公式ソフトウェアの使用、バックエンドへの不正アクセスといったチート行為が明らかになったら、1度目はそのアカウントで使用しているポケモンGOアプリに警告を表示、そしてレアなポケモンが出てこなかったり、新しいEXレイドパスをもらえないといった制限が最長7日間続く可能性がある。2度目は約30日のアカウント停止。そして3度目は無期限のアカウント停止だ。
Three-strikeと呼んでいるが、アカウント停止に対する不服申し立てを受け付けるサイトを引き続き用意する。しかしながら、改善と最適化を重ねてきた不正防止システムの精度は高く、アカウント停止が覆るのは「非常に少ない」という。