エアバスは7月19日(ファーンボロ時間)、「ファーンボロ航空ショー」で最新A220やA330neoファミリーを始め、エアバス機全体にわたり好調な民間航空機受注を獲得したことを発表。航空ショーの期間中は、合計431機の受注を獲得することとなった(確定受注93機、覚書338機)。
2018年上半期では117機の単通路型機と84機のワイドボディ型機の受注を獲得し、航空ショー開幕前に60機のA220-300の受注を受けて、合計受注数321機を確保した。航空ショー期間中の受注431機の内訳は、A220-300が60機、A320ファミリーが304機、A330neoが42機、A350 XWBが25機となっている。A330neoの42機はA330-800およびA330-900の両機種へ受注を含み、A330neoファミリーに対する高い支持を裏付けた。
航空ショーでの成果を受けて、エアバスの総受注数は752機に増加(確定が354機、覚書が 398機)。内訳はA220が120機、A320ファミリーが481機、A330ファミリーが56機、A350ファミリーが75機、A380が20機となった。
このほどの受注状況を受けてエアバス社エリック・シュルツ氏は、「年初から航空ショーまでの受注実績をみると、100席から150席をカバーする最新A220とそれを補完する最大240席装備のA320ファミリー、そのすぐ上の座席数をカバーする250席から370席装備のワイドボディA330neo、A350 XWBまで、エアバス全機種に対して高い需要があることは明らかです。さらに、A380は中古機市場でも新たなビジネス機会が開かれました。特に私はエアバスのワイドボディ機ファミリーに対する堅調な需要を大変嬉しく思います。今年はA330、A350、A380に対して150機を超える受注や確約を受けており、高い市場支持を実証しています」とコメントしている。