7月14〜15日、FIMトライアル世界選手権の第5戦フランスGPにて、TrialE(Electric)クラスの開幕戦が行われた。「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」からは、ヤマハ発動機が開発した電動トライアルバイク「TY-E」で黒山健一選手が参戦。ライバルとの接戦を制し、初挑戦にして初優勝を飾った。
黒山選手と「TY-E」は、7月14日の予選をトップで通過。翌日の15セクション×2ラップでの決勝は、1ラップ目に黒山選手がオールクリーンでトップに立つと、2ラップ目も減点1を2回に抑え、減点2/クリーン28という成績で終了した。ライバルとわずか減点2という接戦を制し、TrialEクラス初参戦にして初優勝。ランキングトップを獲得した。
TrialEクラスの第2戦(最終戦)は、7月21〜22日のベルギーGPで行われ、黒山選手と「TY-E」は2018シーズンのチャンピオンを目指して引き続き参戦する。
優勝した黒山選手は、「このシリーズを勝利でスタートさせることができてとても嬉しく思います。高速セクションと厳しいクライミングが混在しているコース設定でしたが、この電動トライアルバイクTY-Eは全体的に高いパフォーマンスを発揮してくれとても満足です。また、今大会を通じて貴重な情報を集めることができたので、次回のベルギーGPではさらに強力なマシンで臨む自信があります。本当にTY-Eの進歩に満足しており、今週末の第2戦も待ちきれません」とコメントした。