富士フイルムは7月19日、レンズ一体型の高画質デジカメ「FUJIFILM XF10」を発表した。有効2424万画素のAPS-C型CMOSセンサーと35mm判換算で28mm/F2.8相当の単焦点レンズを搭載し、ミラーレス一眼並みの高画質で撮れるようにした。Bluetoothを利用したスマホとの常時接続機能も搭載し、撮影した写真をSNSなどで簡単にシェアできる。1:1のスクエア写真を撮るモードにワンタッチで切り替える機能も備えた。価格はオープンで、予想実売価格は税別60,000円前後。発売は8月23日。ボディカラーはシャンパンゴールドとブラックの2色。

  • APS-C型CMOSセンサーと28mm/F2.8相当の単焦点レンズを搭載したレンズ一体型デジカメ「FUJIFILM XF10」。写真はシャンパンゴールド

  • こちらはブラックモデル

APS-C型の大型CMOSセンサーを搭載しながら、本体の重さや厚さを抑えた高画質モデル。操作ボタン類は同社のミラーレス一眼と共通の配置とし、ミラーレス一眼との併用でも迷わず使えるようにした。背面の3型液晶(固定式)はタッチパネルを採用する。

背面液晶をフリックすると、インスタグラムなどのSNSで使われている縦横比1:1のスクエアモードに簡単に切り替えられるようにした。表現を変えて撮影できるアドバンストフィルターは、中心部の明るさや彩度を強調する「リッチ&ファイン」と、幻想的な雰囲気のモノクロ写真が撮れる「モノクロ(近赤外風)」を追加した。

ピントの合う位置を前後に変えながら連続撮影し、広い範囲にピントが合った画像を生成する「マルチフォーカス」機能も新たに備えた。感度はISO200~12800で、拡張時はISO100~51200まで対応する。

バッテリー撮影枚数は約330枚。本体サイズはW112.5×H64.4×D41mm、重さは約278.9g(メモリーカード、バッテリー含む)。