エン・ジャパンは7月18日、「月給(残業代を除いた、月の給与の支給額)」に関する調査結果を発表した。調査期間は2018年4月25日~5月28日、調査対象は「エン転職」を利用している正社員で、有効回答は8,349人。

  • 月給が上がった理由を教えてください(複数回答可)

    月給が上がった理由を教えてください(複数回答可)

今年に入って月給が上がった人は全体の46%。上がった理由をみると、「定期昇給」が60%と圧倒的に多かったが昨年(66%)より減少したのに対し、2位の「ベースアップ」は23%と昨年(17%)より増加した。上昇額は、「1,001~3,000円」が29%、「3,001~5,000円」が20%と続いた。

ベースアップ実施率を業種別にみると、平均値11%より高かったのは「サービス(飲食・人材・教育など)」の17%、「メーカー(機械・電気・電子など)」の14%、「コンサルティング・士業」の13%、「メーカー(素材・食品・医薬品など)」の12%。企業規模では、大規模の「1,001名~」(14%)のみ平均を上回った。

月給が上がったことにより、モチベーションは上がったか尋ねたところ、46%が「上がらない」、33%が「どちらとも言えない」と回答。一方、「上がった」は22%にとどまった。

「モチベーションが上がらない、どちらとも言えない」と答えた理由を聞くと、1位「元々の月給に満足をしていないため」(56%)、2位「昇給額が少なかったため」(38%)との結果に。他方、「モチベーションが上がった」と答えた理由をみると、1位「自分が使えるお金が増えたため」(50%)、2位「会社から評価されていると感じたため」(46%)となった。