米コーニングは18日(米国時間)、耐久性に優れた堅牢ガラスの新製品「Gorilla Glass 6」を発表した。従来のGorilla Glass 5から最大2倍性能が向上し、ラボテストでは1メートルの高さから平均15回落下させても破損しなかったという。
コーニングのGorilla Glassシリーズは、割れにくい堅牢性を活かし、主にPCやスマートフォン、タブレットのカバーガラスに採用されている。新しく発表されたGorilla Glass 6は、従来のGorilla Glass 5を改良し、従来より高い位置からの落下に耐えられるようになった。また、複数回落下しても損傷しにくい設計になったといい、1メートルの高さから粗い表面に落下させるラボテストでは、平均15回落下させても損傷を免れたという。
同社はGorilla Glass 6について「化学強化を施した新しいガラス組成を採用したことで、Gorilla Glass 5より大幅に高い圧縮応力レベルが得られた」とした。デバイスの堅牢性を高めるほか、ディスプレイ面だけでなく、背面にもガラスカバーを用いる製品などにも貢献できるとしている。