日本HPは7月18日、セキュリティ機能を強化したワークステーション「HP Z Workstation」シリーズのエントリーモデル(3モデル)を発表した。全モデル8月下旬から発売する。
HP Z2 Mini G4 Workstation
HP Z2 Mini G4 Workstationは、容積が2.7リットルという小型ワークステーション。価格は143,000円(税別)。コンパクト設計なので、机の下、ディスプレイの背面、ラックの中など、柔軟に設置場所を選択できる。
セキュリティ機能は、BIOSレベルの攻撃からも防御する「HP Sure Start Gen4」、マルウェアの攻撃をブロックする自己回復機能「HP Sure Run」、ネットワーク経由でPCを最新の状態に復旧する「HP Sure Recover」など。追加の費用はかからない。
下位構成の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E-2104G(3.20GHz)、チップセットがIntel C246、メモリがDDR4-2,666MHz 8GB×1(ECC対応)、ストレージが1TB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 630(CPU内蔵)。OSはWindows 10 Pro(64bit)。
インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×4、HDMI×1、DisplayPort 1.2×3など。本体サイズはW216×D216×H58mm、重量は約2.18kg(標準構成時)。
HP Z2 SFF G4 Workstation
HP Z2 SFF G4 Workstationは、省スペース型のスリムモデル。価格は117,000円(税別)。内部拡張スロットが、PCI Express 3.0 x16(1基)、PCI Express 3.0 x4(1基)、PCI Express 3.0 x1(2基)と豊富で、拡張スロットを使ったカスタマイズに向いている。M.2スロット×2基も搭載する。保護機能などのセキュリティ機能は共通。
下位構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-8100(3.60GHz)、チップセットがIntel C246、メモリがDDR4-2,666MHz 8GB×1、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 630(CPU内蔵)。OSはWindows 10 Pro(64bit)。
インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×6、USB 2.0×2、HDMI×1、DisplayPort 1.2×2など。本体サイズはW100×D381×H338mm、重量は約6.3kg(標準構成時)。
HP Z2 Tower G4 Workstation
HP Z2 Tower G4 Workstationは、タワー型モデル。価格は126,000円(税別)。前世代と比較して13%の小型化を図り、本体の前面と背面にハンドルを装備。簡単に移動できるよう配慮されている。工場の作業現場や機械加工を行う環境でも使えるよう、オプションでダストフィルターも装着可能。保護機能などのセキュリティ機能は共通。
下位構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-8100(3.60GHz)、チップセットがIntel C246、メモリがDDR4-2,666MHz 8GB×1、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 630(CPU内蔵)。OSはWindows 10 Pro(64bit)。
インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×6、USB 2.0×2、HDMI×1、DisplayPort 1.2×2など。本体サイズはW169×D435×H356mm、重量は約11.4kg(標準構成時)。