アイドルグループ・ジャニーズWESTの重岡大毅と神山智洋によるW主演ドラマ『宇宙(そら)を駆けるよだか』が、動画配信サービス・Netflixにて8月1日より全世界独占配信される。『このマンガがすごい!2016』(宝島社)オンナ編にて第5位にランクインした、漫画家・川端志季の同名コミックを実写化した同作。心と身体の“入れ替わり”という設定を通してのサスペンス展開は目が離せない緊張感となっている。
クラス一の美少女・あゆみ(清原果耶)と、醜い容姿のクラスメイト・然子(富田望生)が入れ替わってしまうという衝撃的な物語の中で、あゆみを支える火賀(重岡)と、あゆみの彼氏でありながら、何やら考えがある様子の公史郎(神山)……対照的な2人を演じた重岡と神山に、作品や互いの印象について、インタビューした。
対照的な2人を演じた
――まず今回演じた役柄について、教えてください。本当に対照的な2人ですよね。
重岡:火賀は熱くてまっすぐで、おちゃらけたやつ。自分と似ているんですけど、正直最初に台本を読んで「俺はこんなにできないな」と思いました。好きな人のためにこれだけ突き抜けられるかと言ったら難しいと思うから、かっこいいです。あゆみを必死で救おうとしているところが、見せ場だと思います。
神山:僕の演じたしろちゃん(公史郎)は基本クールで、スポーツ万能で、成績優秀で……。
重岡:設定ですからね。
神山:存じております(笑)。しかもクラスの中でも一番かわいいと言われているあゆみちゃんと幼馴染で、付き合えて、ありがたい設定ばかりいただいちゃいました。でも自分の持っていないものを持っている火賀にどこかジェラシーも感じていて、ダークな雰囲気も持っています。この四角関係をどんどんかき乱していくところが、見どころかな。
『炎の転校生REBORN』以来のNetflix
――2017年10月からNetflixで配信されている、ジャニーズWESTさん主演の『炎の転校生REBORN』とは全然違う雰囲気でしたね。特に神山さんはおかっぱヘアーで泣き虫、という役で。
重岡:しろちゃんなんか、正反対! 別次元!
神山:『炎の転校生REBORN』を見てからちょっと時間をあけてみないと、受け入れられないと思います。
重岡:そうやね! 「え、しろちゃんって、前のキノコやんなあ!」ってなる。
神山:前回はかなり、キャラが渋滞してたんで!(笑)
重岡:最高やったけどな!
――動画配信という形で、新たに自分たちの仕事へプラスになったと思われたことはありましたか?
重岡:普段反応がない友達からも、感想を言われました。好きな時間に見ることができるから、気軽に見てもらえているのは感じています。
神山:今までドラマに出させてもらうこともあったけど、また別の層の友達から「見たよ」と言ってもらえている感覚はあります。美容師さんも「面白い」と言ってくれていました。動画サイトを見る人の幅も広がったし、日本限定じゃなくて、世界の人に見てもらえるのが大きいですよね。日本に限らず、世界の人たちにジャニーズWESTという存在を少しでも知ってもらえるきっかけになったと思います。「なんやこいつ」という見た目でも(笑)。
重岡:俺から見ても、「なんやこいつ」だった(笑)。
――今回は女子から見たら憧れの高校生を演じられていましたが、お互いにかっこいいと思いましたか?
神山:素直にかっこいいと思いましたよ! 実際に演技や映像を見て、「俺、こんなんされたら好きになってしまうわ」と。
重岡:すいません、自分で言うのは恥ずかしい(笑)。前回は7人でいつものジャニーズWESTやったんですけど今回は神ちゃんとW主演で、思いっきり頼れる人が一人いるのはいいなと思いました。
神山:前回は撮影初日から、普段の俺らの感じだったね。
重岡:今回は自分と似ているところもあったけど役とのギャップも少しあって。簡単に言うと、“頭ポンポン”とかやらへんし! 自分の中でのすり合わせはありました。