アクサ生命保険は7月17日、「人生100年時代に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2018年6月20~26日、有効回答は20~60代の個人1,000人。
長生きの3大リスクは?
「人生100年時代」をどのように捉えているか尋ねたところ、50.7%が「ポジティブ」、49.3%が「ネガティブ」と回答。老後の生活については、「楽観的に見ている」は38.9%にとどまり、「悲観的に見ている」が61.1%を占めた。年代別にみると、「ポジティブ」に考えている割合は20代(58.0%)が最も高かった。
100歳まで生きたいと思うかとの問いに対しては、78.8%が「そう思わない(あまり+まったく)」と答えた。
長生きすることはリスクになると思うか質問すると、「そう思う」が78.6%に上った。リスク内容については、「身体能力の低下」(71.3%)、「収入の減少(賃金不安)」(70.9%)、「年金制度」(62.4%)が3大リスクに挙げられた。また、このような課題に対して81.6%が漠然とした不安を感じている一方、実際に充分な備えができている人は16.0%にとどまり、経済的な理由を除くと「何を備えれば良いのかがわからない」という人が最も多かった。
人生100年時代に起こりうるリスクに対し、「備えられている」と答えた人のうち42.7%が「100歳まで生きたい」と回答。他方、「備えられていない」人は83.1%が「100歳まで生きたいとは思わない」と答えており、「備えられている」人は「備えられていない」人の2.5倍生きる意欲が高いことがわかった。