ももいろクローバーZと東京スカイツリーがタッグを組んだ企画「ソラクロ祭」の一環で、新大阪発東京行の新幹線「ももクロ新幹線」が17日に運行された。ももクロのメンバー4人も乗車し、車内アナウンスを担当した。

  • 車掌の制服で車内巡回や車内アナウンスを行う百田夏菜子さん

当日の車内は「モノノフ」と呼ばれるファン1,017名で大盛況。出発前の車内にももクロの楽曲「overture」が流れると、車内は一気にヒートアップした。車内アナウンスを担当するももクロのメンバー4人による「出発進行!」の発声とともに新幹線が走り出すも、その後のアナウンスは練習通りにいかず、すでに発車後にもかかわらず百田夏菜子さんが「それでは発車までしばらくお待ちください!」とアナウンスする一幕もあった。

メンバー4人は車掌の制服姿で登場し、各車両を巡回して乗客ひとりひとりに当日限定のスペシャル乗車証明書を手渡した。メンバーの距離との近さに、思わず泣き出す女性客の姿もあったという。

巡回を終えた4人は再びアナウンスルームに集合し、「れにちゃん推しの人がしおりんに推し変しようかなって言ってたよ」(玉井詩織さん)、「我ながらこの衣装似合ってるな」(佐々木彩夏さん)など車内放送でトーク。続いて「新幹線の車内アナウンスをするのが夢」だったという百田さんが「浜松~浜松~」と笑顔でアナウンスした。「私が何百回と見たこの景色をみなさんどうぞ楽しんでください」ときれいにまとめた。

ところが、富士山が見えるポイントにさしかかると、「皆さん左手をご覧ください。本当はきれいな富士山が見えるはずなのですが、……曇ってます」とアナウンス。さらに「右手をご覧ください。映画『幕が上がる』の撮影を行ったロケ地を、……通りすぎました」。しっかり“らしさ”も発揮したアナウンスで、ファンの笑いを誘っていた。

ももクロのメンバー4人は乗客よりひと足先に品川駅で下車。走り去る「ももクロ新幹線」へホームから手を振り、この日の車掌としての任務を完了した。