アデコは7月17日、テレワークについてのアンケート調査結果を発表した。調査は7月9日~11日、現在テレワークを導入している企業に勤務する管理職(部長職・課長職)500名を対象にインターネットで行われた。

8割がテレワーク推進派

調査対象企業において、管理職の約7割は自身のチームでテレワークをいま以上に進めたいと考えており、約8割は日本の企業や社会全体でテレワークを推進するべきであると考えていることが判明した。

  • 今後、日本の企業や社会全体で、テレワークをいま以上に推進するべきだと思いますか

しかし、テレワークを推進したいとしながらも、実際には、過半数の管理職が自身のチームで制度を活用していないことも明らかになった。制度を活用していない理由には、テレワークによる生産性向上への疑念が、最も多く挙げられている。

  • あなたのチームでテレワークを活用していますか

  • 自身のチームでテレワークを活用していない理由

課題は部下とのコミュニケーション

テレワークを推進するなかでの課題としては、部下とのコミュニケーションを挙げる管理職が最も多い結果となった。また、テレワークをより進めるために必要だと思うことについては、従業員の自己管理能力の向上が最も多く挙げられた。

  • 自身のチームでテレワークを実施するなかで、課題であると感じていること

  • テレワークをより進めるために必要だと思うこと

これらの調査結果から、テレワークを推進するためには、管理職が部下を信頼し、主体的に業務に取り組めるようにサポートするマネジメント能力が求められることがわかった。