碓氷峠鉄道文化むら新商品開発プロジェクトチーム(新商品PT)はこのほど、新商品「ラックレールサブレ」を発売した。開発した新商品PTは、鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」のさらなる発展と貴重な鉄道遺産の保護に資するため、事務局と協力して新商品の開発を行っている公式の「ボランティアの部外有志」グループだという。

  • 「ラックレールサブレ」

  • ラックレールと「ラックレールサブレ」

「ラックレールサブレ」は「碓氷の歴史を味わおう」をコンセプトに、碓氷峠の鉄道輸送を70年間支え続けたアプト式鉄道のラックレールをかたどったココア味のサブレとして発売される。

アプト式鉄道とは、2本のレールの中央にラックレール(歯型のレール)を敷設し、車両に設置された歯車とかみ合わせることで急勾配を登り下りする「ラック式鉄道」の一種。日本ではスイッチバックやループ線などでは地形的に対処できなかった横川~軽井沢間で初めて導入された。

「ラックレールサブレ」は1袋3枚入りで540円(税込)。なお、発売を記念して「ラックレールサブレ」を含む売店商品を1会計2,000円以上購入した人に、碓氷峠を舞台にしたライトノベルの挿絵を担当したイラストレーター、バーニア600氏がデザインしたポストカードを1枚プレゼント(先着150名)する。