ボルボ・カー・ジャパンは7月11日、ボルボ「V90」、「V90 Cross Country」の一部仕様を変更し、販売を開始した。
今回の仕様変更では「V90」、「V90 Cross Country」に、Drive-E(ドライブ・イー)2.0リッター 4気筒直噴クリーンディーゼルターボ「D4」エンジン搭載モデルを追加。また装備面では上級仕様のグレードとなる 「Inscription(V90)」「Summum(V90 Cross Country)」に「テイラード・ダッシュボード&インナードアパネル・トップ」および「haman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステム(600W、14スピーカー、サブウーファー付)」を標準装備とし、快適性を高めている。
「D4」エンジンは、応答性に優れる小型ターボチャージャーと、高出力を得られる大型ターボチャージャーを組み合わせた2ステージターボを採用し、最高出力140kW(190ps)、最大トルク400Nmを発揮するクリーンディーゼルエンジン。またAdBlueで排ガス中のNOxを抑制するSCR触媒コンバーターを採用することで、長期にわたり優れた燃費性能と環境負荷の低減を実現している。
AdBlueは、ディーゼルエンジンによる有害物質を低減することを目的としてSCRシステムで使用される添加剤で、SCRシステムでは、AdBlueおよび亜酸化窒素排出ガスが窒素と水蒸気に分解され、有害な亜酸化窒素の排出を大幅に低減する。
今回の一部仕様変更に合わせ、「V90」、「V90 Cross Country」ともに新価格を設定。「V90 D4 Momentum」は税込709万円。「V90 Cross Country D4 AWD Momentum」が税込739万円などとなる。