神戸市は9日、新たな公共交通システム(BRT・LRT)の導入可能性を検討する一環として、実施予定の「連節バス運行の社会実験」に合わせ、連節バスのラッピングデザインコンペを開催すると発表した。

  • 2017年3月に実施した試走の様子

今回のコンペで募集するのは、周遊エリア(三宮~ウォーターフロント間)を移動しているイメージを想定し、神戸の街並みに合う連節バスのデザイン(イラスト)。連節バスはそれ自体がシンボル性のある新しい交通手段だが、神戸市では三宮や旧居留地、ウォーターフロントなど、神戸の街並みに合った「神戸らしいデザイン」「先進的なデザイン」で興味関心を誘引し、「乗ってみたい」と思える、あるいは写真を撮ってSNSなどのメディアで話題になるようなデザインを期待しているという。

応募資格は個人またはグループ(グループの場合は代表者を1名定めること)で、入稿データまで責任を持って作成できる人(最終入稿はAIデータで納入)となっており、募集期間は8月17日(17時必着)まで。最優秀賞を獲得した1組には賞金30万円が贈られるほか、受賞した作品が実際に連節バスにデザインされ、社会実験期間中(10月の土日祝日を予定)に神戸の三宮~ウォーターフロント間を走行する。

  • 2017年3月に実施した試走の様子

応募方法は、事務局である神戸市住宅都市局計画部公共交通課にコンペに参加する旨のEメールを送ると、応募に必要なデータが届くので、デザイン作成後に「応募申込書」を記入のうえ、デザインのデータを添えて期限までにメールなどで提出する。