既報でお伝えしたように、多くの人気タレントが所属する芸能プロダクションの浅井企画が7月12日、eスポーツに取り組む「浅井企画ゲーム部」発足の記者会見をLFS池袋esports Arenaにて開催しました。本稿では、eスポーツへの熱い意気込みが溢れんばかりの盛り上がりを見せた会見の様子をレポート致します。

  • 浅井企画ゲーム部のメンバー、関根勤さんを筆頭に、流れ星やANZEN漫才など人気タレントがずらり

浅井企画常務取締役の浅井良一さんは「ゲーム部を創設することで昨今盛り上がりを見せるeスポーツをもっと日本に広げていきたい」と挨拶。続いて登壇したサードウェーブ常務取締役の榎本一郎さんは「我々が言い続けてきた、eスポーツの可能性やeスポーツが新たな文化を創出するという想いにいち早く賛同いただき、一緒に何か出来ないかとお話を伺っていた」と、「浅井企画ゲーム部」をサポートする経緯を説明しました。

また「お笑いという文化を築き、広めてきた浅井企画とともにいろいろな取り組みができると思うと感激」と心境を明かしてくれました。

榎本さんは「eスポーツもワールドカップなどのリアルなスポーツと同様、挑戦や感動を生むスポーツだと思っている。この挑戦や感動を提供するということを、浅井企画のみなさんと一緒に行っていくことを嬉しく思う」とも語って下さいました。

  • 浅井企画常務取締役の浅井良一さん

  • サードウェーブ常務取締役の榎本一郎さん

関根勤さんや流れ星、ANZEN漫才など豪華メンバーが集結

挨拶の後に、注目の「浅井企画ゲーム部」メンバーが登場。名誉会長に就任した関根勤さんを筆頭に、部長を務める瀧上伸一郎さん(流れ星)、ちゅうえいさん(流れ星)、みやぞんさん(ANZEN漫才)に副部長のあらぽんさん(ANZEN漫才)といった豪華な顔ぶれが並びます。

さらには、しゅくはじめさん、スパローズの森田悟さん・大和一孝さん、阿見201さん、横浜ヨコハマの上仲誠彦さん、もりせいじゅさん、マジメニマフィンのちばけんさん、ペッパーボーイズの石本しょーきさん、アモーンの関口真貴さん、がじゅまるのスーミーマンさん、百楽門の松下秀司さん、橋本真帆さん、奥村茉実さんが登壇しました。

  • ちゅうえいさんと言えば! な変顔を早速披露

司会者より「いよいよ浅井企画もeスポーツに参入ですね」と話を振られた関根さん、「そうなんですね。これからは日本大会、アジア大会、世界大会、ゆくゆくはオリンピックの正式種目に採用されるのではという。そういったeスポーツのパワーやエネルギーを受けて、浅井企画でもやっていこうと」とコメント。

自身も「みんなのGOLF」がお得意とのことで、後輩芸人とも一緒に楽しんでいるのだとか。「12時間なんてあっという間に過ぎちゃう。12時間が48分に感じちゃう」とゲームプレイ中ののめり込み具合を伺い知るフレーズが飛び出しました。

  • 名誉会長の関根勤さん

部長を務める瀧上さんは「ぼくは「ストリートファイター」シリーズが好きで、エドモンド本田を使うんですよ」とコメント。「ストリートファイターIV」では全国でも有数のエドモンド本田使いとして名を馳せている程の腕前で、プロゲーマーを倒した実績もあるのだとか。

副部長を務めるあらぽんさんも「ストリートファイター」にハマったクチで、小学校6年生の頃からプレイし続けてきたのだとか。「ゲームだけでなく、足立区でリアルなストリートファイターを観てきたから、相当な格闘センスがあるはず」と自信を覗かせました。

  • 部長を務める流れ星・瀧上さん(左)と副部長のANZEN漫才・あらぽんさん

  • お笑い芸人の性だろうか。会見中とはいえ笑いを提供する心をわすれない浅井企画のみなさん。会見は終始、写真のように賑やかで笑いの絶えないものとなりました

ファミリー層やライトゲーマー層の背中を押すような楽しい活動を目指す

気になる「浅井企画ゲーム部」の活動方針ですが、「eスポーツってなに?」といった方を含め、ファミリー層やライトゲーマー層へ“ポンッ”と背中をひと押ししてゲームファンの裾野を広げていくそう。

また、eスポーツ競技として認定されているゲームタイトルはもちろん、家族や友達と“一緒にプレイして楽しい”ゲームにもチャレンジしていくとのことです。その活動の様子は、「浅井企画ゲーム部Report」というタイトルを冠した番組をレギュラーで浅井企画のYoutubeチャンネルにて配信します。

  • ゲーム部の活動方針(写真左)と、Youtubeで配信予定の番組「浅井企画ゲーム部Report」の詳細(写真右)

その他にも、自主運営のゲーム大会開催や、プロゲーマーの育成・マネジメント、ゲーマー以外の司会者や解説者の育成などに取り組んでいくとのこと。さらに、プロゲーミングチーム「Walker Gaming」とのコラボレーションも発表されました。

  • 「浅井企画ゲーム部」とコラボレーションするプロゲーミングチーム「Walker Gaming」は、8月に開催されるゲームの祭典「EVO2018」に参戦するほどの猛者でもあります

瀧上 vs あらぽん、強いのはどっちだ!?

さまざまな発表に引き続いては、「浅井企画ゲーム部」メンバーの腕前を披露することに。まずは部長・瀧上さん対副部長・あらぽんさんの闘いには、お互いに思い入れの強い「ストリートファイター」シリーズから「ストリートファイターV アーケードエディション」を用いて対戦。瀧上バーディVSあらぽんケンの勝負の行方は、さすがの部長。瀧上さんがプロをも破ったと豪語していた実力を見せつけるかたちとなりました。

  • お互い腕に自信のあるふたり。一見闘いは白熱したかにみえたのだが……

  • 「まだまだ甘い部分が」と余裕を見せつけた部長・瀧上さんの勝利!

続いて、横浜ヨコハマの上仲誠彦さんと阿見201さんによる「ぷよぷよ」対決。実力に差があったのか、上仲さんの勝利で幕を閉じました。さらに、おかわりでもう一戦! ということで、ゲーム初心者の奥村さんが上仲さんに挑みます。

  • 「ぷよぷよ」勝負に立ち上がった横浜ヨコハマの上仲さん

「負けたら地獄やし、ボコボコにしても感じ悪いという、二択」と赤裸々に胸の内を語った上仲さん、実力を魅せてくれたものの周りの登壇者による“ハードルを上げるトーク”に焦ったのか、奥村さんに後れをとるシーンも。

  • 写真左は阿見201さんを屠った上仲さんのほほえみ、写真右は周囲からのプレッシャーに笑いを忘れた上仲さんの真剣な表情。初心者の奥村さんでしたが、3本勝負で1本ゲットしていました

しかし、会場内の壮絶なヤジ(!?)を鑑みると「さもありなん」なのかもしれません。そんなハードプレッシャーな闘いを繰り広げた上仲さん、8月18日に開催予定の「ぷよぷよカップ」に参戦予定とのことなので、ぜひ頑張ってもらいたいトコロですね。

  • 今後、「浅井企画ゲーム部」は写真のタイトルに挑戦していくとのこと

さすがいまをときめく芸人たち! と感じさせてくれた笑いの絶えない記者会見。今後eスポーツ業界に、挑戦や感動に加えて“笑い”を交えて新風を吹き込んでもらいたいものですね。