歌手の安室奈美恵に密着したHuluのドキュメンタリー番組『Documentary of Namie Amuro “Finally”』のエピソード10が、あす14日から配信される。

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    安室奈美恵

今回は、3月17日からスタートした「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~ in Asia」の全貌を一挙公開。中国・深センからスタートし、香港、台湾と3都市、約5万人が熱狂した。

番組のスタートは、安室が訪れるのは初めてという中国の巨大経済都市・深センのライブの裏側から。北京オリンピックでサラ・ブライトマンのパフォーマンス演出を担当し、今回の中国公演を担うプロデューサーのマイケル氏は、「中国の人は、奈美恵の歌を小さい頃からよく聞いていた。引退コンサートに参加できるのは、北京オリンピックと同じくらいの誇りを感じる」と語る。

リハーサルでは、ダンサーのフォーメーションチェックを、安室自らが念入りに行い、本番に向けて緊張の時を刻んでいく。ライブ当日は、最後となる安室のパフォーマンスを目に焼き付けようと、中国全土からファンが集結。手作りの衣装など思い思いのファッションを身に着け、大ヒット曲の数々に酔いしれていた。

香港では、空港にファン300人、報道陣300人が安室を出迎え、姿を現すと「奈美恵!」と大歓喜の声が。安室は、大人数に囲まれて前に進むのも困難な状況だが、それも楽しんでいる様子だ。空港からホテルへの移動中、車の窓から手を振ってきたり、並走するスタッフの車を「パパラッチかと思った!」と笑ったり、リハーサルで安室の衣装をまとったお気に入りのぬいぐるみが登場して興奮する姿など、リラックスした素顔も収められている。

アジアツアー最後の訪問地は、2年ぶりとなる台湾。空港には、500人のファンと300人以上の報道陣が集まっていた。現地では安室の到着がニュースで大きく取り上げられるなど、パニックともいえる状況の中、安室は「足踏まれて痛かったんじゃないですか?」と優しくスタッフを気遣う。

台北市の超高層ビルに「安室奈美恵」の文字がライトアップされるなど、街を挙げて安室のファイナルツアーを盛り上げていた。ライブの終盤に「Do It For Love」で登場する 「I (ハートマーク) FAN」のボードが舞台に現れると、ファンが会場を埋め尽くす「TW (ハートマーク) NA」の巨大コレオグラフィーで答えるサプライズも。最後のMCでは、感極まって涙を流しながらも、通訳を交えしっかりとお客さんに言葉を伝えていく感動的なシーンで幕を閉じる。

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