東芝クライアントソリューションは10日、dynabookの新CM発表と合わせ、「TOSHIBA dynabook Day 2018」と銘打った自社製品の展示会を開催しました。ここでは、会場でひときわ目を惹いていた展示「PC分解デモンストレーション」にフォーカスをあてて紹介していきます。
華麗なPC分解デモが盛況
まず、会場でひときわ眼を惹いていたのが、PCをあれよあれよという間に分解してしまう「PC分解デモンストレーション」ブースでした。デモンストレーターはdynabook VCプロジェクトマネージャの杉浦雄介氏。「冷却ファンは(総合モーターメーカーの)日本電産と共同開発」や「シミュレーションを繰り返してネジ止めする穴の位置を試行錯誤した」などの解説付きで、手際よくパーツを取り外していく様は圧巻。コンパクトな筐体をフル活用するべく、緻密な設計の上でPCが構成したと紹介されていました。
ネット中継でPC製造拠点のバーチャル工場見学
また、東芝PCの生産拠点である東芝情報機器杭州社とネット中継を結び、「バーチャル工場見学」も実施。ノートPCがどのようにしてひとつの製品として完成するのか、どのようにして我々の手元に届くのかを紹介していました。
このほか、手書きノートアプリ「TruNote」の体験コーナーでは、漢字の書き取り練習を行うといた使い方が例示されていました。ほか、働き方改革推奨PC「dynabook VC72」や「dynabook U63」を実際に触って確かめられるタッチ&トライコーナー、IoTや最先端技術で未来を感じさせてくれるコーナーなど、多くの来場者が足を止めて解説員の声に耳を傾ける姿が印象的でした。
1989年に初代dynabookが登場して現在に至るまで、自社設計・自社製造にこだわってきた東芝のノートPC。2018年10月1日以降はシャープ傘下での活動となりますが、“東芝のdynabook”というブランドはそのままに、これからも挑戦し続けるとのこと。東芝の“ものづくりDNA”が今後どのように受け継がれ、新たなチャレンジを魅せてくれるのか気になるところです。