エアバスは7月10日(トゥールーズ時間)、仏トゥールーズにあるエアバスのデリバリーセンターで、新たにエアバスファミリーに加わった「A220」を披露した。ボンバルディアが開発した小型機「Cシリーズ(CS100とCS300)」が「A220-100」と「A220-300」に改名され、A220ファミリーとして新たにエアバスファミリーに加わる。

  • ボンバルディアが開発した小型機「Cシリーズ(CS100とCS300)」が「A220-100」と「A220-300」に改名

    ボンバルディアが開発した小型機「Cシリーズ(CS100とCS300)」が「A220-100」と「A220-300」に改名

A220ファミリーは100~150席市場向けに最適化された航空機で、エアバスのベストセラー機であるA320neoファミリーを補完する。元々Cシリーズは、2017年に17機を納入し、2018年はその納入数を倍増させる予定となっていた。エアバスの高い製造能力によって製造効率性を向上させることで、CシリーズはA220ファミリーに名前を変えながらプログラムを引き続き、生産機数の増加に取り組む。

  • A220ファミリーはエアバスのベストセラー機であるA320neoファミリーを補完する

    A220ファミリーはエアバスのベストセラー機であるA320neoファミリーを補完する

エアバスのギヨム・フォーリ民間航空機部門社長は、「エアバス社員皆がこの歴史的瞬間を楽しみにしていました。本日、A220をエアバスファミリーとして迎え、エアバス機塗装を纏った姿を目にすることができ大変嬉しく思います。この素晴らしい航空機を世界に送り出すため長年尽力したボンバルディアおよび関係した全ての人々に敬意を表します。A220 はエアバスのリソースと共に世界中でさらなる成功を目指し新たな段階に入ります」とコメントしている。

また、エアバスのエリック・シュルツ最高営業責任者(CC0)は、「私たちは競争の激しい市場で優位性を確保できる高い技術を備えたA220の今後の売り込みに力を入れて取り組んでいきます。すでにA220は客室の快適性や低燃費性、低重量、静かなエンジンに関して顧客から多くのポジティブな意見を受けており、エアバスがその成功に寄与できると確信しています」とコメントしている。