サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート『夏バテ予防・ダイエットにも有効! お酢を積極的に取り入れよう』を公開した。
真夏の暑さになると、食欲不振や体のだるさ、やせにくさを感じる人が多くなる。冷やし中華、そうめん、アイスクリームといった冷たい糖質(炭水化物)を摂取する場合もあるが、これらの食べ物は夏バテを助長させるだけでなく、内臓機能の低下や太る原因にもなるとのこと。
そこで、夏バテの時期に積極的に取り入れたい食材は「酢」であるという。酢は暑い時期でもさっぱり食べられるだけでなく、やせやすい体作りのためにも効果的としている。
酢は米や麦などの穀物や果実でアルコールを作り、それをさらに発酵させて作られる調味料で、酢酸やリンゴ酸、コハク酸など、60種類以上の有機酸が含まれている。血液をサラサラにする効果もあり、生活習慣病予防にも大きな期待ができるとのこと。
主成分は「酢酸」で、摂取して体内に入るとクエン酸へと変化するが、このクエン酸が体内のエネルギー産出において重要な役割を担う。鉄やカルシウムなどの女性が慢性的に不足しがちな栄養素は、クエン酸と一緒に摂取すれば体に吸収されやすくなるとのこと。
また、クエン酸を取り入れると、糖質や脂質の代謝がスムーズに行われる「クエン酸サイクル」が生まれる。クエン酸サイクルとは、食事から摂(と)った糖質、タンパク質、脂質のエネルギーや、疲労の原因物質である乳酸などを分解しエネルギーに変換するサイクルのこと。
クエン酸サイクルが潤滑に回らないと、糖質や脂質の代謝がスムーズにいかないだけでなく、疲労物質の乳酸が溜まり、「疲れやすい」「やせにくい」といった症状が出るという。クエン酸サイクルが潤滑になると、エネルギーが効率よく消費されるようになり、疲れにくく、太りにくい体質になるとのこと。
クエン酸サイクルを回すためには、クエン酸だけでなく各種の酵素やビタミンC、B1なども必要になる。酢だけを取り入れ、クエン酸だけを摂取するのではなく、必要な栄養素を食事からまんべんなく摂ることが大切とのこと。
ビタミンCはブロッコリーやピーマン、キャベツ、キウイ、いちごなどに豊富に含まれている。ビタミンB1は豚肉、レバー、小麦胚芽、大豆製品などに多いという。
酢は、リンゴ酢などの果実酢を薄めて飲用するのもよいが、毎日摂取するためには、調味料として料理に取り入れるのがよい。和食や中華には米酢や黒酢、洋風の料理にはワインビネガーやバルサミコ酢が合うという。
特に黒酢は他のお酢と比べアミノ酸の含有量が多く、人の体に必要な必須アミノ酸・非必須アミノ酸の両方の計20種類がバランス良く含まれているとのこと。
料理は酢の物のほか、「煮込み料理や炒め物の味付け時に加える」「和え物やオイルと合わせてドレッシングにする」など、さまざまな使い方ができる。特に肉料理とは相性がよく、酢で煮込むとやわらかくしっとりとした仕上がりになる。酢には殺菌作用があるため、日持ちもしやすくなるとのこと。
詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事『夏バテ予防・ダイエットにも有効! お酢を積極的に取り入れよう』で解説している。