フィッシング対策協議会はこのほど、2018年6月に同協議会へ寄せられたフィッシング報告件数を公開した。6月の報告件数は前月より692件減少し、2,009件だった。
フィッシングサイトのURL件数は前月より312件増加し、836件になっている。フィッシングに悪用されたブランド件数は前月と同じく34件だったが、年間でみると増加傾向にある。
フィッシング対策協議会によると、6月はAppleをかたるフィッシングが多く、短縮URLを利用して、メール内の誘導元URLを変えているパターンが多かったという。LINEやAmazon、MyEtherWalletをかたるフィッシング報告も多く寄せられた。メールアカウントの認証情報の詐取を目的としたフィッシング報告もあったとして、フィッシング対策協議会は引き続き、注意を呼び掛けている。