モダニティは6月下旬に、フランスのデザインオーディオブランド「Music Life」によるドクロデザインのBluetoothスピーカー「AeroSkull HD+」を発売しました。販売価格は90,000円(税別)。特別にお借りして、いろいろと試してみました!
ちなみに本体サイズはW20.8×H27.2×D27.0cm、重量は2.41kg。想像しているよりも大きくて重めでした。色はクロームシルバー、クロームブラック、マットブラックの3種類。兄弟のように並べてみると、迫力がありますね(だんご3兄弟を思い出したのはわたしだけでしょうか……)。
AeroSkull HD+は、サングラスをかけるドクロの形をしたBluetoothスピーカー。2つのサングラス部がステレオスピーカーになっているほか、後頭部には低音用のウーファーが付いています。
スマホや音楽プレーヤーとはBluetoothで接続できます。このほか入力用のインタフェースとしてLightning端子、3.5mmジャック、マイクロUSB端子を備え、スマホや音楽プレーヤーと有線でも接続可能。Lightning端子は本体のてっぺんにあり、iPhoneを頭に突き刺すような感じでAeroSkull HD+をドックにできます。
コーデックはSBC、AAC、aptXをサポート。音質はというと……、落ち着いた感じの低音と、伸びのある高音が聞けます。ただ左右スピーカーの位置が近いため、音のステレオ感を楽しめるゾーンは狭い印象。ただ低音はズンズン鳴りますし、高音のぬけ感も気持ちよく感じます。
音はいいのですが、ひとつ問題が。困ったことに、ドクロからAKB48の『ヘビーローテーション』が聞こえてくるのはなんだか変な気持ちがするし、Kiroroの『生きてこそ』にいたってはもはや恐怖。ためしにシューベルトの『アヴェ・マリア』をかけてみると、AeroSkull HD+の周囲はまるで教会のように祈りの空間に包まれました。そう、選曲がムズカシイ!
AeroSkull HD+自体にかなり存在感があるので、どの曲をチョイスしてもドクロに目がいってしまいます。なので音楽はドクロとセットにして楽しみたいところ。
そこでヘヴィメタルを大音量でかけてみました。音質もさることながら、ドクロのスピーカーで思いっきしメタルを流せるしあわせ。こりゃいい。退廃的な歌詞と、ヘヴィメタルの雰囲気をこれほど再現できるスピーカーはほかにないでしょう。ほかにも3人組グループKalafinaの曲も、ドクロの雰囲気によくマッチしていました。
合計出力は120Wで、再生周波数帯域は50Hzから20kHz。スピーカーとしての魅力もさることながら、空間を支配する圧倒的なデザイン性。一度酔いしれてみては?