コクヨは7月10日、「オフィスチェアーに関する調査」の結果を発表した。調査期間は2018年3月28~29日、調査対象は20~60代の会社員/経営者・役員、有効回答は1,200人。
会社員と経営者・役員でイス選びに格差!?
会社で就業中に座るイスを自分で選ぶことが出来るか尋ねたところ、会社員の86%が「出来ない」と回答。一方、経営者・役員では「出来る」が66%を占めた。
就業中に座っているイスは自分の働き方に合っていると思うか聞くと、会社員では「合っていない」が45%と半数近くだったのに対し、経営者・役員では「合っている」が71%に上った。同調査では「毎日座るオフィスチェアーという身近なものについては選択が与えられず、就業スタイルに合っていないもので社員に仕事をさせる境にまだあるようだ」と推測している。
自分が就業中に座っているイスについて、「選んだ人」「価格」「メーカー」「調節機能」の4質問から、会社員の自分自身のオフィスチェアーへの感度を調べたところ、感度25%以下が約7割を占めた。「調節機能」については、「分からない」との回答は少ないものの、上下昇降以外の調節機能が付いている層のうち、普段から機能を使っている人は29%にとどまり、機能がありながら使っていない人が多いことが明らかになった。
同調査では「イスに対する関心の低さが、イスの改善がされていない要因の1つと考えられる」と分析している。