7月14日にテレビ東京系で放送される『出川哲朗の充電させてもらえませんか?2時間半SP』(18:30~)の取材会がこのほど、東京・六本木の同局で行われ、出川哲朗が報道陣の取材に応じた。

『出川哲朗の充電させてもらえませんか?2時間半SP』の取材会に出席した出川哲朗

出川哲朗のゴールデン初冠番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』のスペシャル版となる7月14日放送分は、山形・最上川舟下りの里でもある戸沢村をスタートし、山寺の立石寺を目指すというもの。ゲストには明石家さんまが登場し、出川が銀山温泉のお団子屋さんでさんまと出会い、そこから5時間半のロケに2人が臨んだという。

報道陣向けの取材会に出席した出川は、さんまがゲストとして出演することに「本当に夢のようですね。まず自分の冠番組をゴールデンで出来たことが夢のようですが、その番組にさんまさんがゲストで出てくれるなんて、3年前では考えられませんでした。さんまさんに来ていただいて、本当に夢のような出来事でしたね」といまだに信じられない様子。 さんまの出演が決まって、出川はスタッフに「千葉とか伊豆とかにしてください」と頼んだそうだが、ロケ地は山形に決まって「まさかの山形ですよ。さんまさんが始発に乗って3時間かけて僕の番組のために来ていただいて本当に感激しました。お金とかじゃなく心で動いてくれる人なので、かっこいい先輩だと改めて思いました。自分もそうなりたいなと思いましたね」と恐縮しきり。ロケではキャロルの「ファンキー・モンキー・ベイビー 」をバイクに乗りながらさんまと歌ったそうで「僕は『成り上がり』(矢沢永吉の自伝書)を読んでこの世界に入りました。キャロルの曲を自分の番組でさんまさんと走りながら歌ったんですが、バックミラーを見たらさんまさんが楽しそうに歌っているんです。その姿を見て泣きそうになりましたね。感慨深いものがありました」と思わず言葉をつまらせていた。

出川が番組中に何度もオファーを出して実現したさんまの出演。そのさんまはテレビ東京34年振りの出演となるが、「僕がきっかけで出てくれたのは本当にうれしいですよ。僕の番組がテレ東だったと気づいてなかったと言ってますが、それは違うと思うんです。さんまさん一流の照れ。結果、さんまさんが出てくれて超うれしいし、僕のお陰ですね」と勝ち誇っていたが、「34年も出なかったのは、よっぽどのことだと思うんです。自分がこだわっていたことを、後輩のために出るかっこよさ、そういうところがすごいと思いますよね。僕は吉本でもないですから、なかなか出来ないですよ。感謝しかないですね」と後輩芸人のために人肌脱いださんまに感謝していた。