TSUTAYAとプログレス・テクノロジーズは7月10日、電子書籍リーダー「全巻一冊」の新モデルを発表した。全巻一冊は、A5サイズの単行本の見開きに7.8インチの電子ペーパー×2を埋め込んでいる。外装は紙を使用しているため、紙で読んでいるかのような読書感を得られるという。

2017年9月に発表された従来モデルでは、マンガ作品『北斗の拳』のデータを本体内部に組み込んでいたが、新モデルでは「コンテンツカセット」として着脱できるようにし、コンテンツカセットを取り替えることでさまざまなマンガ作品を読めるようになった。

  • 全巻一冊

    全巻一冊。見開きに電子ペーパーを搭載しており、紙のような質感でマンガを楽しめるという

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    見開きでマンガを読める

端末本体である「全巻一冊」は35,000円(税別)、このほか、マンガ作品全巻分のデータが入ったコンテンツカセットを別途購入する必要がある。

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    全巻一冊にコンテンツカセットを装着する

今回、全巻一冊とともに発表されたコンテンツカセットは、かわぐちかいじ氏の『沈黙の艦隊』(32巻)と『ジパング』(43巻)のセット、北条司氏の『シティーハンター』(32巻+読切2話)、武論尊氏・原哲夫氏の『北斗の拳』(18巻)、天王寺大氏・郷力也氏の『ミナミの帝王』(100巻+利権空港編3巻)の4種類。

『沈黙の艦隊』(32巻)と『ジパング』(43巻)のセットは37,500円(税別)、『シティーハンター』(32巻+読切2話)は19,700円(税別)、『北斗の拳』(18巻)は15,300円(税別)、『ミナミの帝王』(100巻+利権空港編3巻)は10,000円(税別)。

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    今回、「全巻一冊」のコンテンツとして発表されたマンガ作品

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    紙のマンガはかなりの厚さだが、全巻一冊では一冊で収まる

コンテンツカセットに作品の全データが入っているため、全巻一冊はネットワーク接続が不要。本体を開くだけで電源が入りマンガを読める。電源は、単四形乾電池×4本。本体サイズはW153×H210×D23mm、重量は520g。

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    コンテンツカセットには、全巻一冊に装着するカバーも付属する

全巻一冊、およびコンテンツカセットは、7月14日から、SHIBUYA TSUTAYA、銀座 蔦屋書店、TSUTAYA BOOKSTORE 五反田店、梅田 蔦屋書店、六本松 蔦屋書店にて予約を受け付ける。全巻一冊は1店舗につき200台、コンテンツカセットは各種1,000個の限定販売となる。発送予定は8月8日だ。