元AKB48で女優の川栄李奈が9日、都内で行われた吉岡里帆主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(7月17日スタート、毎週火曜21:00~ ※初回20分拡大)の制作発表に、吉岡、井浦新、山田裕貴、田中圭、遠藤憲一と共に出席。同作で“頭脳明晰な才女”を演じる苦労を明かした。
柏木ハルコ氏の同名コミックが原作の同ドラマは、安定を求めて公務員となった義経えみる(吉岡)が、生活保護受給者を支援するケースワーカーとなり、人生につまずいた人々に寄り添い、希望の光を見出す道筋を作っていくヒューマンお仕事ドラマ。川栄は、吉岡演じる主人公・えみると同期のケースワーカーで、頭脳明晰な才女・栗橋千奈を演じる。
川栄は「自分の知識をぶつけてしまう、ちょっと人に寄り添うのが苦手で、えみるちゃんを見てどこかでいいなと思っているような子です」と演じる栗橋千奈について説明。頭脳明晰な才女ということについて聞かれると「セリフで難しい言葉がずらーっと並んでいて、割と早口でしゃべったりするので、すごく難しいなと思いました」と話した。
そして、「ケースワーカーの同期5人で撮影するシーンになると本当に個性が強いので、自分が絶対しっかりしないといけないというキャラもありつつ、それぞれふんわりしていたり、えみるちゃんみたいに優しい子がいたりするので、やりやすい空気をみなさんに作っていただいています」と語ると、吉岡も「個性豊かな面々すぎて、川栄さんが栗橋を演じているからなのか、川栄さんが一番しっかり者なのかわからなくなるときがあります」と明かした。
また、タイトルにちなんで“これがあれば最低限度の生活ができるもの”を聞かれると、川栄は「人」と答え、「自分が疲れている時でも、現場に来てすごい笑顔でおはようって言ってくれる里帆ちゃんを見たり、笑わせてくれる山田君を見てると、自分よりも絶対大変なのに自分よりも頑張って笑顔でそこにいるっていうのが自分の原動力になるなと感じています」と説明。吉岡は「泣ける。たまんない気持ちになりました。私も同じことを思っていた。同年代で同性で、クタクタになるくらい一生懸命頑張っているのが伝わってくる。こんな子いないぞっていうくらい、いつも本当によく笑って本当に明るくて、私の方が元気もらっていてすごい人だなと思っている」と感激していた。