俳優の綾野剛が9日、都内で行われたテレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』(19日スタート、毎週木曜21:00~ ※初回15分拡大)の制作発表記者会見に出席し、自身がカリスマだと考える存在を明かした。
同ドラマは04年に刊行され、ベストセラーになった真山仁氏の同名小説が原作。綾野演じる主人公の外資ファンド代表・鷲津政彦が、"ハゲタカ"と激しいバッシングを受けながら、不良債権を抱えた銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛け、鮮やかに勝利していく姿を描く。
会見には綾野と原作者の真山氏の他、沢尻エリカ、渡部篤郎、光石研、杉本哲太、小林薫が出席した。
綾野演じる鷲津が圧倒的なカリスマ性を持つことから、カリスマだと思う人物を問われると、綾野は「沢尻エリカっていう人はカリスマ感ありますけどね」と回答し、沢尻に「本当に恥ずかしいから」とツッコまれる場面も。
また、綾野は「アスリートに対しては敬意をすごく持っています。僕たちはどこかではウソのことをやっているんですけど、アスリートは本当しかなく、自分の肉体とストイックに向き合う姿は美しいし、魅力的です」と語る。具体的な名前を問われると、"駅伝マニア"としても知られる綾野らしく、箱根駅伝で活躍し、現在は長距離走選手として実績を残す大迫傑、設楽悠太の名前を挙げ、「僕にとってはカリスマ的だなと思います。とても素敵です」と答えた。
一方、光石は、故・緒形拳さんを挙げ、「10代のころ、同じ事務所にいらっしゃって。その当時からずっとカリスマです」と述べる。しかし小林から「先ほど光石さんに控室で『誰を出したらいいかな』と相談されまして。『やっぱり緒形さんじゃないの』と答えたら、『そうだ! 緒形さんだ』と言っていた」と暴露され、光石は「余計なこと言わない…」と冷や汗をかいている様子だった。