俳優の田中圭が9日、都内で行われた吉岡里帆主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(7月17日スタート、毎週火曜21:00~ ※初回20分拡大)の制作発表に、吉岡、井浦新、川栄李奈、山田裕貴、遠藤憲一と共に出席。質疑応答の中で明日34歳の誕生日を迎えることを明かすと会場から拍手が起こり、さらに、共演者からバースデーソングが贈られ大照れした。
柏木ハルコ氏の同名コミックが原作の同ドラマは、安定を求めて公務員となった義経えみる(吉岡)が、生活保護受給者を支援するケースワーカーとなり、人生につまずいた人々に寄り添い、希望の光を見出す道筋を作っていくヒューマンお仕事ドラマ。田中は、お金や受給者に対してシビアなえみるの上司・京極大輝を演じる。
撮影は約1カ月前にスタートするも、田中は今日が4日目。ロケがなく室内での撮影ばかりだそうで「みなさんが暑い夏にロケをやっている間、僕はクーラーが効いたスタジオでずっとしゃべるっていうだけ。仕組みを話さないといけない上司ポジションなのでセリフを覚える時間がちょっときついんですけど、ロケがない分セリフはビシッと! 今日もこのあと2つくらい長いのがあるんですけどビシッと! 一発本番でビシッと終わらせてすぐ帰ってやろうと」と声を張って笑いを誘った。
人生のターニングポイントをそれぞれ語る場面では、ほかのキャストが役者になるきっかけとなった出来事を挙げていく中、田中は「ターニングポイントとは違うんですけど、僕の中では大事なことで、明日誕生日を迎えるんですけど、34歳の1年がスタートする一番最初に何か食おうかずっと考えています」と真剣に告白。会場から誕生日を祝う拍手が起こると「そういった気持ちで言ったんじゃないんですけど」と慌てつつ、「大事だと思う。今日ラーメンにするかそばにするか、そういう小さな選択の積み重ねが今を作っていると思うので」と熱く語り、井浦も「そこは自分の一年のはじまりですから」と大きく頷いた。
田中に続いて遠藤が「嫌がる女房に3年かかってお願いして、女房からマネージャーになってくれたこと。そこから仕事の内容やいろんなものが激変したんで、感謝しています」と素敵なターニングポイントを語ると、再び会場から拍手が。すると遠藤は「俺のことはどうでもいい! ハッピバースデー…」と田中へのバースデーソングを歌い出し、ほかの共演者も一緒に歌唱。田中は頭をかいて照れまくり、「ありがとうございます」と感謝した。