パーク24はこのほど、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員8,540名を対象に「ガソリン価格とクルマの利用」に関するアンケート調査を実施した。
ガソリン価格の変化によるクルマの利用頻度は、「変わらない」「気にしない」と回答した人が67%で、前回までの調査結果と同様最多に。スコアも前回比-1ポイントと、ほとんど変化は見られなかった。
クルマの所有状況別に同様の質問をしてみると、所有者では「変わる」「価格によって変わる」の回答が29%であるのに対し、非所有者は44%となっており、非所有者の方が価格に影響される傾向にあることがわかった。
さらに、クルマの所有状況/運転頻度別で比較をしてみたところ、非所有者では運転頻度による傾向の違いは見られなかった。
所有者でクルマを「毎日」「2~3カ月に1回以下」運転する人は、ガソリン価格によってクルマの利用頻度が「変わる」「価格によっては変わる」のスコアが他よりも低い結果となった。「毎日」運転する人はクルマを使わざるを得ない状況にあることから、ガソリン価格がクルマの利用頻度に影響しないことが予想される。
レギュラーガソリン価格が高いと感じるラインは、「130円/L以上」が41%で前回と同じく最多となった。次いで「140円/L以上」が20%、「120円/L以上」が18%という結果に。
クルマの運転頻度別で見ても、全ての運転頻度において「130円/L以上」が最多に。一方で、運転頻度が「2~3カ月に1回以下」では「110円/L以上」と「120円/L以上」の合計が30%を超えているのに対し、「月に1回以上」では30%未満となっており、ガソリン価格に対する感覚の違いが見られた。
ガソリン価格が高騰した場合に「エコカーの購入を検討する」と回答した人は、前回よりも8%増の60%にのぼった。今回の調査時(2017年12月)のガソリン価格が、87%の人が高いと感じる141.1円/Lだったことが影響している可能性も考えられる(前回調査時、2017年6月のガソリン価格は130.6/L円)。
ガソリン価格の高騰時に購入を検討するクルマの種類としては、「ハイブリッド車」を挙げた人が50%で最多に。次いで、「今より燃費の良いガソリン車」が25%、「電気自動車」が15%となった。前回と比較すると、「ハイブリッド車」の購入を検討するという回答が4ポイント増加し、「電気自動車」は6ポイント増加した。
2018年5月末にはレギュラーガソリンの小売価格が150円/Lを超え、その後も150円台で推移している。これからの行楽シーズンにクルマでの遠出を予定している人は、今後の推移が気になるところだろう。