東芝は9日、2in1デタッチャブルPC「dynabook D83」など、法人向けノートPC新製品群を発表した。計15モデルをラインナップし、一部を除き7月9日から発売する。
今回の新製品では、Windows 10ダウングレードモデルの販売終了(2018年10月31日)や、Windows 7延長サポート終了(2020年1月14日)を背景に、Windowsの最新バージョンとなるWindows 10 April 2018 Updateを採用。また、第8世代CPU搭載モデルのラインナップを強化した。
新製品のなかで注目は、新筐体を採用した13.3型の2in1デタッチャブルPC「dynabook D83」。キーボードを着脱できる2in1 PCで、キーボード側にもインタフェースを備えた「インターフェース重視モデル」と、軽さ重視の軽量キーボードが付属する「軽量重視モデル」の2種類を用意する。
タブレット本体は、13.3型のフルHD・液晶ディスプレイを搭載。液晶はタッチ対応で、4,096段階の筆圧検知に対応する。また、指紋センサーや顔認証対応Webカメラ、スピーカーに加え、LTEモデルではSIMカードスロットも搭載する。重量は800g。プロセッサはIntel Core i5-8350U vProやCore i5-8250U、Core i3-8130Uを選択可能。駆動時間は約10時間(JEITA 2.0)。
インタフェース重視モデルでは、USB 3.0×2や有線LANポート、D-SubやHDMI、セキュリティロックスイッチなどを搭載したキーボードが付属。本体とはUSB Type-Cで接続する。本体と組み合わせたときの重量は1.2kg台を想定(検証中)。
軽量重視モデルは、キーボード自体にはインタフェースを備えないが、そのぶん軽さを重視した。本体との接続はポゴピンで行い、本体と組み合わせたときの重量は1.1kg台を想定する。
キータッチは2モデルで同等。新たに、キーキャップ表面に0.2mmのへこみを設けたほか、横15mm・縦13mmだったキーキャップを、横16mm・縦15mmへ大型化することで、打鍵感を向上させた。キーピッチは19mm。
新製品群のラインナップは以下の通り。なおdynabook D83/Jのみ発売が9月下旬となり、このほかのモデルは7月9日に発売する。
- 15.6型ノートPC……dynabook B75/J、B75/G、B65/J、B65/G、B55/J、B55/G、B45/J、B45/G
- 13.3型ノートPC……dynabook R73/J、R73/G、R63/J、R63/G、U63/J
- 12.5型2in1コンバーチブルPC……dynabook VC72/J
- 13.3型デタッチャブルPC……dynabook D83/J