「新しい地図」を立ち上げた元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が8日、都内で行われたパラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」寄付贈呈式に出席した。
日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターを務める3人が歌う「雨あがりのステップ」は、今年3月に開催された「パラ駅伝 in TOKYO 2018」で初披露され、期間限定チャリティーとして配信リリース。3月19日~6月30日のチャリティー期間中に9万9,594ダウンロードされ、寄付金額は2,300万6,214円となった。寄付金はパラサポを通じてパラスポーツの支援にあてられる。
寄付贈呈式では、国際パラリンピック委員会(IPC)会長のアンドリュー・パーソンズ氏、日本ブラインドサッカー協会事務局長の松崎英吾氏、リオ2016パラリンピック・ボッチャ銀メダリストの杉村英孝選手らを招いて、3人より寄付金が贈呈された。
3人はそれぞれ、同楽曲に関わった人たちへの感謝の思いを語った。
稲垣「『雨あがりのステップ』がパラスポーツの支援に少しでも力になれればうれしいなと思います。そして全国のたくさんみなさまにご支援いただきました。ありがとうございます」
草なぎ「たくさんの方の支援のおかげでたくさんのお金が集まりました。これによって未来の選手やパラスポーツにとても大きな影響が及ぶということで、僕らの歌をダウンロードしてくださったみなさんに心から感謝しています。これからもこの歌を大切に一生懸命みなさんに届けて歌っていきたいと思います」
香取「今回のチャリティーは、たくさんの方に賛同していただいて成立したこと。販売開始に向けて協力してくださった方々に感謝しています。そして何よりも、買っていただいたみなさまのおかげで寄付金が集まりました。ありがとうございます」
パーソンズ会長は3人に感謝の思いを伝えると共に、東京2020パラリンピック競技大会に向けての国際パラリンピック委員会特別親善大使への就任をサプライズオファー。香取が代表して「はい!」と快諾した。
なお、寄付金は2つの目的に使用。まず、金額6万ユーロ(約780万円)を国際パラリンピック委員会公認のパラリンピック教材「I'mPOSSIBLE(アイムポッシブル)」の世界各国への普及活動に使用し、それを除く金額を、パラリンピック競技団体の実施する大会・イベント観戦拡大に寄与する事業への支援金としてパラリンピック競技団体へ配布するという。