Macを使いこなせば、仕事でも趣味でも一通りのことがこれ1台でこなせるようになります。この連載では初心者の皆さんからの質問をもとに、Macの基礎の基礎をレクチャーしていきたいと思います。今回はApple製品の修理サービスについて解説します。
Q12:Apple Storeに修理持ち込みしたいのに予約が取れないんだけど?
A:Apple製品の修理はストア以外にも正規サービスプロバイダ、配送修理が利用できます
昨年から話題になったiPhoneのバッテリー問題。バッテリーが劣化していると処理速度が遅くなるという問題でしたが、今はOSが更新され、問題なく動くようになりました。現在は対象機種のバッテリー交換が安くなっているため、この機会に交換しておこうという人もいるかもしれません。しかしApple Store|への持ち込みは予約が取れない状況が多く、いつ持って行こうか迷ってる人もいるかもしれません。またこれが原因で、MacBookの修理などの予約も取りにくくなっています。
実は、Mac、iPhoneなどApple製品の修理にはいくつかの方法があります。
近くにApple Storeがある場合、Apple Storeに持ち込んでカウンターにいるテクニカル担当の「ジーニアス」にしっかり見てもらうというのはとても良い方法です。Macの不具合の原因がわからない場合などは特に、ジーニアスに相談して原因を探り、修理依頼を出すことができます。
近くにApple Storeがない場合、あるいはなかなか予約が取れない場合は、正規サービスプロバイダを利用する方法があります。これはAppleが認定した修理サービスを提供するところで、Apple Storeと同じ修理を受けられます。
もう一つはAppleリペアセンターに機器を送って修理する配送修理で、これは電話やチャットで申し込み、自宅を訪問してくれた配送業者に機器を受け渡し、リペアセンターで修理して戻すというものです。デスクトップのiMacなどは持ち込みは難しいため、配送修理を利用するのが便利でしょう。
どの修理でも、修理部品の在庫があれば1週間〜10日前後で修理が可能で、早い場合は3、4日で返ってくることも少なくありません。どのサービスでも認定を受けた専門家が純正部品を使って修理するため、正しく確実な作業が行われます。
修理申し込みの手順は、まずWebページから「今すぐ修理を申し込む」をクリック。すると何についてのサポートかを聞かれるので、ここでは「Mac」を選びます。
問題点が何かを選んでクリックします。ここでは「ハードウェアの問題」を選んでみましょう。どのようなサポートを希望するかを聞かれるので、配送修理の場合は「今すぐアドバイザーと話がしたい」あるいは「チャット」を選び、オンラインで申し込みます。
「持ち込み修理」を選び、設定しているApple IDでログインすると、持ち込み修理の場所を検索できます。現在地で検索してみましょう。現在地に近いサービスプロバイダやApple Storeが表示され、予約可能な時間などを表示できます。近くのサービスプロバイダを選んで時間の予約をいれましょう。
ちなみにQ11で紹介したAppleCareは、サービスプロバイダを利用する場合でも有効です。AppleCareに加入しているかどうかで修理費用が大きく変わりますので、修理時には必ずAppleCareの内容を確認しておきましょう。