TOYOTAはこのほど、「NASCARエクスフィニティ・シリーズ」において、現在参戦している「カムリ」に代わり、2019年よりスポーツカー「スープラ」で参戦することを発表した。

  • 「NASCARエクスフィニティ・シリーズ」に参戦する「スープラ」

同社の歴史において長らくフラッグシップスポーツカーとして親しまれてきた「スープラ」は2002年に生産を中止していたが、2018年3月、「GR Supra Racing Concept」としてスイス・ジュネーブ国際自動車ショーにて復活を遂げた。同車両の市販モデルは、2019年前半より順次、世界各国での販売を予定しているとのこと。

  • 世界のモータースポーツシーンで活躍してきた「スープラ」は、生まれ変わってもその伝統を引き継いでいる

NASCARはアメリカで人気の高いレースとして知られており、7月5日にはNASCARカップ・シリーズ第18戦と、エクスフィニティ・シリーズ第16戦が開催されているフロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイにおいて、参戦予定の「スープラ」が公開された。同車両のエクスフィニティ・シリーズへの参戦は、2019年シーズンの開幕戦となる2月のデイトナビーチを計画している。

NASCAR仕様のスープラは、アメリカのモータースポーツ活動拠点であるトヨタ・レーシング・デベロップメント(TRD)と、南カリフォルニアに拠点を置くCalty Design Research, Inc.が開発とデザインを担当した。TOYOTAは2004年より「タンドラ」で、2007年より「カムリ」でNASCARに参戦しており、2019年にスープラを投入することで、3つのシリーズに異なる車種で参戦することとなる(タンドラでキャンピングワールドシリーズ、カムリでモンスターエナジーシリーズ、スープラでエクスフィニティ・シリーズ)。