フジテレビのドキュメンタリー枠『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、美容整形する女性たちを追った『シンデレラになりたくて…2018』の後編を、8日に放送する。
今回の舞台は、ファイナリストに選ばれれば3万人の前ででランウェイを歩くことができ、グランプリには賞金300万円が贈られる「整形シンデレラオーデション」。1日に放送された前編では「マスク無しで外出できない」「顔が原因で性格も卑屈に」「学校でいじめられた」といったさまざまな事情を抱えて美容整形を決断した女性たちに密着した。
しかし、このオーディションは、今回から日本人だけでなく、ベトナム人も参加。遠く海を超えた国からやってきた彼女たちにも、どうしてもグランプリを獲りたい理由があった。
その中の1人であるチャンさん(22歳)は、ベトナムでプロのモデルとして活躍。自身の容姿にコンプレックスを抱えるとは思えない彼女がこのオーディションに参加したのは、実は末期がんで苦しむ母親のためだった。「母に少しでも長く生きてもらうために、賞金を獲得して治療費にあてたい…」というチャンさんは、顔を変えてでも参加を決意した。
もう1人のベトナム人候補者は、カインさん(27歳)。彼女は、外見による差別が色濃く残るベトナム社会に苦しめられてきた。容姿に苦しんできた娘に、両親は手術を受けさせたいと考えたが、金銭的理由という大きな壁が…。そこでカインさんは、自分のため、そして一緒に苦しんできた両親のために、グランプリを目指すのだ。
前編で登場した日本人候補者にも、家族への思いを持って、グランプリを目指していた。赤井田未波さん(19歳)は、引きこもり生活で迷惑をかけ続けてきた母親のため。藤森悠葵さん(21歳)は、男手一つで育ててくれた、父親のため。小豆畑うららさん(20歳)は、育ての親である、叔母のために…。
しかし、ランウェイを歩けるのは、15人中7人のみ。彼女たちは夢を叶えることができたのか、そして、グランプリの栄冠は誰の頭上に輝くのか…。番組では、人生の再出発を賭けた、彼女たちの1年間を追っている。
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