香取慎吾が、映画監督・白石和彌の最新映画『凪待ち』(2019年公開)に主演することが6日、明らかになった。
同作は『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』の白石監督のオリジナル作。新しい香取慎吾を描くべく練られた白石監督の構想を、『クライマーズ・ハイ』『ふしぎな岬の物語』などの脚本家・加藤正人が、「喪失と再生」をテーマに重厚な人間ドラマに昇華した。
香取慎吾が演じるのは、パートナーの女性とその娘と共に彼女の故郷、石巻市で再出発しようとする男。平穏に見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう。人生につまづき落ちぶれた男の再生の物語が始まる。6月中旬よりクランクイン、キノフィルムズが製作・配給する。
白石和彌監督コメント
香取慎吾さんというスターを迎えての映画、とてもワクワクしています。映画作品としても自分としてステップを踏めている気がして楽しみでしかありません。今回、「喪失と再生」をテーマに香取さんと映画をやってみたいと思いました。香取さんのスター感を若干消しながらも、人の生きる強さや優しさといったものに香取さんとならば触れられると思いました。そこを一緒に探していけたらと思っています。
香取慎吾コメント
白石監督とお仕事できてとてもうれしいです。今までぼくが演技したことのないような役と世界観で、この映画のこのストーリーの中に入れることがとても楽しみです。石巻の空気がこの映画の中に溢れおさまったら嬉しいです。
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