セイコーエプソンは7月5日、印刷コストを抑えたビジネス向けのインクジェットプリンター「ビジネスインクジェット Lモデル」3機種を発表した。大容量のインクパックを標準で付属しており、A4モノクロ文書印刷のコストを1枚あたり1円未満、A4カラー文書印刷は約2円に抑えた。レーザープリンターと比べて消費電力も抑え、コスト抑制を訴求する。発売日は7月19日。
「PX-M886FL」は、A4モノクロ文書印刷が約0.8円、A4カラー文書印刷が約2円と低コストのA4カラー対応複合機。付属のインクパックは、ビニール袋に充てんしたパックを本体底面の専用スペースに装着するだけで簡単に交換できるようにし、インクのこぼれを防げるようにした。モノクロ文書は16,000枚、カラー文書は11,000枚分をプリントできるインクパックが標準で付属する。価格はオープンで、予想実売価格は税別109,980円。
「PX-M381FL」は、A4モノクロ文書印刷が約0.6円とさらに安いモノクロ専用のA4複合機。価格はオープンで、予想実売価格は税別89,980円。スキャナー機能を省いたA4プリンター「PX-S381FL」も用意する。印刷コストや印刷性能はPX-M381FLと同じ。価格はオープンで、予想実売価格は税別79,980円。