多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『画面上部にアイコンが並び過ぎてウザいです……』という質問に答えます。

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Android OSには、ホーム画面上部に「ステータスバー」と呼ばれる細長い領域が用意されています。左側は通知を知らせるエリアとして、右側はシステムが使用するアイコンの常駐エリアとして利用されており、アプリが全画面表示している間を除けば完全に非表示にすることはできません。

そのステータスバーは、放っておくとアイコンで埋め尽くされます。最大の原因はアプリの通知で、通知を行うアプリが増えるほどアイコンの数も多くなりますから、ステータスバーの左側にアイコンが並ぶことを阻止するには通知を行うアプリの数を減らす、またはアプリの通知を禁止することになります。通知を消せばそのアイコンも消えますから、内容を確認した通知をまめに消すことが基本的な対策ですが、通知パネルの下に表示される「すべて削除」をタップして一括消去するという方法もあります。

システムが使用するアイコンは、『設定』→「画面設定」→「システムアイコン」の順に画面を開き、「電池残量」や「位置情報」などの項目にあるチェックを外せば、以降表示されなくなります。ただし、モバイル回線の状態を示すアイコン(アンテナ)は対象外で、通信時には必ず表示されます。

このシステムアイコンを整理すると、ステータスバーをすっきりとさせることが可能ですが、電池残量は表示されていたほうが便利ですし、時刻も確認できないと不便です。表示されなくても困らないシステムアイコンは意外に少なく、NFCのように設定画面が異なるものもありますから、根本的な問題解決にはならないかもしれません。

  • システムアイコンの表示をオン/オフすれば、ステータスバーも多少はすっきりしますが……