JALとナーブは7月~2019年3月(予定)、海外の法人セールスにおいて、VR(仮想現実)を活用した新型VRゴーグル「モバイルクルール」にて、JAL機内の魅力を伝える実証実験を行う。まずは香港やシンガポール、オーストラリアより開始し、ビジネスクラスシートやプレミアムエコノミークラスシート、機内サービス全般をVRで紹介していく。

  • 新型VRゴーグル「モバイルクルール」にて、JAL機内の魅力を伝える実証実験を実施

    新型VRゴーグル「モバイルクルール」にて、JAL機内の魅力を伝える実証実験を実施

JALとナーブはこれまでVRを活用して、海外顧客にもJALを知ってもらうための取り組みを行ってきた。2017年には海外空港カウンターでVRを活用した、シートアップグレードの仮想体験を展開している。

今回の法人セールスでの実証実験では、JALを利用するきっかけとなるよう、シートだけでなく、機内食や客室乗務員によるサービスも仮想体験できる。従来は、パンフレットなど紙媒体でしか表現できなかったシートの快適性やJALならではの質の高いおもてなしを、VRによってより分かりやすく伝える。

  • 「モバイルクルール」は小型のため、様々な場所に持ち運んでの使用が可能

    「モバイルクルール」は小型のため、様々な場所に持ち運んでの使用が可能

また、軽量で折り畳み可能なナーブの最新技術を活用した新型VRゴーグルを使用することで、営業先のオフィスや展示会場など様々な場所で手軽に体験でき、機内にいるかのような臨場感あふれる映像を楽しめるようになる。今後、対象エリアを拡大することを構想している。

  • 新型VRゴーグルでの映像例(2D画像に補正しているため、実際の見え方とはやや異なる)

ナーブは「人々のライフスタイルを変革するサービスの実現」を目指し、VR業界におけるマーケットリーダーとして、2015年に設立された。VR技術で、購買パターンを根底から変える今までにないプラットフォームを創りだし、企業の迅速な意思決定と変化対応能力の向上を支援するとともに、企業の顧客満足度向上にも役立つシステムを提供することを目指している。JALとナーブはこれからも、人とテクノロジーが融合したサービスを提供し、最新技術の活用を通じて新たなサービスの創出に取り組む。